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期末を終えた高校生へ

高校生のみなさん、成績を上げたいならまずやるべきことは一つです。
とにかく自習室に来ること。
理由なんていりません。来る。それだけで8割勝ちです。

長くこの仕事をやっていると、どうしても見えてしまうんですよね。
成績が上がる子、下がる子。その分かれ目がどこか。
はっきり言います。自習室にいる時間と成績は、ほぼ比例します。

授業中の集中力?家庭環境?性格?
もちろんそれも関係あります。でもね、結局のところ「どれだけ勉強したか」に勝るものはないんです。「量と質とどっちが大切ですか?」量です。当然です。上位校は量勝負です。


そして一番確実に勉強できる場所が、自習室なのです。家じゃ勉強できないですよね。

テストが終わった瞬間、ふっと姿を消す高校生がいます。
「やりきった!」って顔して。いや、やりきってないから!
テスト後こそ、自分の弱点が全部見える大事なタイミングなんです。
そこからどれだけ修正できるかで、次の伸びが決まる。
にもかかわらず、燃え尽きてる。もったいないにもほどがある。

一方で、トップ層の子たちはどうしてるか。
彼らは、学校が休みでも塾に来る。誰に言われるでもなく、朝から晩まで座っている。
勉強を生活の一部にしてしまってるんです。
「勉強するぞ!」じゃなく、「歯みがきするように」来てる。
この差、でかいですよ。

だから、もう考えるな。まず来い。
どんなに短くてもいい。30分でも、10分でも。
「来る」という習慣さえつけば、やる気はあとから勝手についてきます。
そして、わからないところが出てきたら、すぐ聞け。
「質問する」って行為が、勉強のエンジンになる。
放置した“分からない”が、やる気を削ぐ最大の敵なんです。

勉強の本質は、継続と修正です。
わからなかったら直して、また間違えて、また直す。
直して直して直して、気づいたらできるようになってる。
これ以外に道はありません。

高校生のみんな、机に向かえ。来い。毎日来い。
すべてはそこから、始まります。

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