中3の英語長文/高校の長文も
2023年06月27日
最近は大学入試の影響を受けてか、中学の定期テストでも結構長い文章が出たり教科書ではない文章が出たりもしています。(それは実力テストでやるべきでは・・・と思うのですが)
教科書の文章だったら当日一生懸命読まなくてもいいくらいには事前に勉強、暗記をしておきましょうというのは前提として、長文を早く読むにはどうしたらいいかということだけに絞って書いておきます。
結論的には、英文をいちいち日本語にしないで英語のまま理解するのがゴールです。そのためには、以下のような練習をしましょう。
あくまで中3向けですが、塾で使っているテキスト(シリウス)の後ろの方に長文だけの問題があります。塾では全てをやっていませんので、中1・中2のテキストの長文問題をやってみましょう(中3は全て文法を終えてからやるべきなのでまだ先です)。1日1つ~2つでOKです。次にZ会の速読英単語(中学編)というのがありますので、シリウスが終わったらやりましょう。
速読英単語 中学版[改訂版] – Z会の本 (zkai.co.jp)
その際に、時間を計ったりする必要はありません。とにかく、英文を日本語にしないことをひたすら意識しましょう。
まずシリウスの最後の長文をやる際には、普通に読み、訳しながら考えていけばOKです。この段階ではまず長文を読むこと自体の訓練をしましょう。2週間もあれば中1~中2の全てを終えることが出来ると思います。
次に速単で速く読む練習です。
速単は見開きの左が英語の長文、右が訳という構成になっています。
同じ英文を3回読むのが基本です。
1回目は、右側の訳を見ながらキチンと訳して内容を正確に理解しましょう。
I play the guitar.
という文章ならまずは
私はギターを弾く
と訳す感じですね。
2回目は、
私は する ギターを
と、出てくる単語の順に訳してみましょう。多少日本語訳が変でも構いません。英語は「~が~する~を」の語順になっていますので、語順に慣れる練習です。
3回目は、
I play the guitar.
のまま、頭にギターを弾いている想像をするわけです。ここは日本語をできるだけ登場させないよう意識しましょう。
この「繰り返し3回読む」というのを1セット15分程度を目標に、出来れば1日3セットはやりたいです。大変なら1日1セットでもいいです。最初の内は簡単なのでもっと早くできるでしょうが、章が進むとだんだん難しくなってきますので、自分でもスピードアップは心がけましょう。
本1冊をぐるっと一周するのに早ければ3~4週間(1日3セット)、遅くとも2ヶ月(1日1セット)くらいで行けるはずです。これをぐるっと二周、三周する頃には長文で時間が足りないと言うことはなくなります。というか多分時間が余るようになるでしょう。
細かな単語は右のページを見ればいいので、「速読英単語」なんて名前がついていますが単語はいちいち覚えなくて構いません。どうせ塾で暗記をやっているので、そっちに集中してくれればOKです。
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この手法は高校生ではなおさら有効です。塾で速単を使っているのですが、速単は速読の練習に本当に良いです。上記の内容を「1日5セット/1セットにつき10分」※やりましょう。必修編(青いヤツ)を2週間で1周できます。1ヶ月で2周できます。やりきったら共通テストで時間が余ります。
※「1日5セット/1セット10分」は間違いではありません。1つの長文を3回、これを1日5本やるんです。お風呂トイレ授業の合間、全部使います。細かい単語はこの際いいです、とにかく長文を日本語と同じ速さで読む訓練です。マジでやってみてください。過去に本当にやってくれた子が何人かいましたが、全員センター・共テで時間が余りました。もちろん点数は170overです。