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共通テストに挑戦!

高3生の共通テストが終わりました。

 

 

昔とはすっかり問題が様変わりして、かなり思考力を問われたりします。自分の頭できちんと考え、問題(というかもはや資料ですよね)からきちんと読み取っていく力が必要です。

 

 

 

で、それを高1、高2にもほぼリアルタイム?で経験してもらうのが「共通テストに挑戦!」です。昨日の共テ1日目の問題を今日、今日の2日目の問題を今週中にやって自己採点(共通テストの仕組み上、とても重要なポイントです)し、得点率を出します。

 

 

 

これで問題のレベルや時間感覚を知ってもらい、明日からの勉強につなげて欲しいと思います。

 

 

 

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余談ですが、テストの勉強に過去問演習はマストです。誰だって絶対にやるべきだし、過去問をやらないで受験するなんてことは通常考えられません。受験なめとんのかと。

 

 

 

しかし、その過去問演習をさせないように必死な人たちが世の中にはいるんです。不思議ですよね。

 

 

 

そういう人たちって、試合の前に試合着を着させなかったり本番の会場でもアップをさせないのでしょうか。試合の環境を教えないでやらせるのでしょうか。対戦相手のことを研究しないのでしょうか。練習試合をしないのでしょうか。それは「教育」という世界においては間違っているのでしょうか。

 

 

 

塾で過去問をやることは、塾に行けない子に不公平だからよくないと聞いたことがあります。

じゃあ学校で全員に配ってくださればいいのにとおもいます。

親の経済力による教育機会の不平等は国の政策の問題なので、学校がその溝を埋められるような政治になることを個人的には期待していますが、少なくとも塾が悪いわけではありません。

 

 

塾で過去問をやると、そこばっかやって本質(?)が無視されると聞いたことがあります。

先生方が作るテストの問題にはその単元の本質がズバリ載っているはずですよね。教師用指導書のパクりだったとしても、この際それはどっちでもいいです。

少なくとも僕は学校の先生が作るテストはとても練られていてよく出来ていると思っていますし、勉強の仕上げとしてとても意味のある、市販の問題集より良い問題だと思っていますがこの考え方は間違っているのでしょうか。

あと塾は昔と違って「理解しなくても解けてしまうテクニックを教えるところ」ではありません。そんな塾はもうほとんど無いんじゃないでしょうかね・・・。

 

 

 

結局のところ、「必死になって作った問題を使って金儲けをしているのが許せない」ってことなんでしょうか。

 

 

文科省(当時の文部省)が、「学習塾が社会教育の一翼を担っている」と公式に認めて弊害の一方生きる力を育む可能性に言及してはや20年以上。そろそろ何とかならんもんですかね。

 

 

 

著作権絡みの話はまた別なんですが、少なくとも学校のテスト問題においてはパブリックドメインにしていただいていいのではないでしょうか。特に数学の問題に著作権を主張するのはどうなんでしょう。強いて言うなら国語の問題文における著作権は非常にやっかいですので上記文科省、臨教審の答申(っていつの話やねん)等々を根拠に塾での利用については認めていただきたいとは個人的に思います。

 

 

 

ともあれ、少なくとも開智塾では、学校の勉強をおろそかにしたり、いい加減に扱ったりすることは絶対にしません。学校こそ子どもたちの学びのメインですからね。それに「勉強さえ出来ればいい」と思っている子なんて先がしれています。ただ、学校の授業を超えてもっと学びたい、勉強したいという子にはもっとたくさん教えて伸ばしてあげたいと思っています。学校とは役割が違いますから、これこそが塾の役割だと思っています。

 

 

学校には「スポーツでも生徒会活動でも外見でも目立てない、自信のない子」がたくさんいます。勉強ってどんだけ出来ても学校じゃ誉められないし、ヤンキーみたいな子に馬鹿にされたりするんですよ。そんな子に勉強で努力して自信を持ってもらいたいと思うのはまちがっていないですよね。

 

 

 

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