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F先生の衝撃的な話

これ結構かなり驚きだったんですが。

 

 

うちのF先生、高校で高2の夏までは学年で下から3分の1か4分の1のところにいたって話です。で、1浪で京大ってすごくないですか?

 

 

どれくらいすごいかって言うと、ある日突然家の前に黒塗りの高級車が来て「お嬢さん、あなたは実はナントカ公国の姫なのです。死の淵にいる現女王があなたを呼ぶときが来たとおっしゃってます。さあ姫様、いや新女王様、ご支度を」って言われちゃうくらいすごいです。

 

 

「いやいや、そんなん言っても、そもそも岐高でしょ?」って言われがちなんですが、岐高でも下から3分の1くらいって全然、まじでぜんっっっっっっぜん授業分かってないんですよね(首がもげるぐらいうなずいている岐高生絶対いるはず)。シンプルについてってない。4STEPから全然解けない。(あ、今はテキスト変わったか)

 

 

つい最近F先生に冒頭の話を聞いたんですが、聞いた時は「え?MAJIDE?ちょ、まてよまで5秒前?」みたいになりました。あー、草薙くんがチョ・ナンカンだからキムタクはチョ・マテヨみたいなこと?とか令和っ子無視した文法スミマセンとか謝りながらね。いやいやそれでもさ、なんぼ勉強してなかったって言ってもあなた京大じゃないですかと。僕もしてなかったけどレベルがね、そこは違うでしょと。頭いい人が言う「ははっ当時はあんまり勉強してなかったな(キラッ☆」ってことでしょ?とか思ってたら、冒頭の話で。僕と結構同じ感じで高2の夏を迎えていたわけで。なんなら僕の方が1年生終わり進研模試ね、当時1学年500人いたなかで100番ちょいくらいで人生のピーク迎えてたりしたわけで。何がちがったのかな~なんて。おんなじ地球に生きてるのにな~なんなら中学校も隣だし世代もそんなに変わらないのにな~って。

 

 

僕と違ったのはそのあとで、「高2の夏からヤバイと思ってやっとやり出しまして」なんて。あれー僕が言ってる「高校時代やってませんでした」ってバッチリ3年間やってませんのつもりだったんだけどーって。F先生の「やってませんでした」って最初の1年とちょっとだけの話?っていうね。やっぱりちゃんと成果を出すなら高2くらいで気がつかないとって話で妙に納得したというか。そこいくともう僕なんか全然気付かなかったどころかいまだに気付いてないくらいなわけで。

 

 

F先生は高2の夏から、「とりあえず自分でもなんとかなる英語を徹底的に、単語覚えたり文法を1からやり直したりして、英語を猛烈にやりました」って。ここ、大事なとこです。僕みたいな素人進学校生はつい「数学なんとかしなきゃ」ってなりがちで、確かにそれは大切だし間違ってないんですけど、理系科目って分からないところは絶対になにがしかの助けがいるんです。自分だけでやってると分かんないから止まっちゃう。そして他の科目もやらなきゃ・・・とか焦ったりして、ふと気付けばもうあれこれ机の上が散らかって、古典やら数学やらが腹を空かせた猛獣みたいな顔で牙を剥いて鎮座してる午前1時、ここってケニアの自然公園だっけ?みたいなわけで。(それが塾だとめちゃくちゃ手っ取り早く分からないところを聞けるんですが、我々の当時ってみんながみんな塾に行ってなかったし、そもそも誰かに質問して教えてもらうという「正攻法」を知らなかったりするわけです。分からんところは考えるより聞けってそういうことです。)

 

 

超ビッグな存在感丸出しなのに、なぜか自力でできるのが英語。英語はホント、腹すかせたライオンだと思ってたらなんだ、マンチカンのでかいやつ?くらいに、扱いさえ間違えなければそれはもうなんとかなるわけです。特に高2くらいまでは9分9厘が覚えること・繰り返すことなので、目覚めた人は自分でガンガン出来るんですよね。そして英語ができると高3になって他の科目にも力を入れる事ができて、その頃には学校の勉強もだいたい終盤なので、「あ、ベクトルってこれくらいやっとけばとりあえずOKだわ」みたいな感じに勉強の見通しが立つんですよね。

 

 

進学校の子はみんな分かってると思うけど、暗記系をとにかく早く・速くやらないとダメなんですよ。どっちかっつーと理系科目の方が短期間であとでもなんとかなるくらいで。

 

 

なにがいいたいかというとF先生すごいってこと。あととにかくスマホから離れろってことです。

 

 

 

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