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ミスを無くすこと

過去に何度か取り上げている話題ですが、改めまして。

 

 

まず「ケアレスミス」と言っている子は、ミスはなくなりません。ケアレス=careless=注意不足という意味ですが、言外に「分かってはいる、ミスっただけ、だから仕方ない、怒らないで」という意図があります。

 

 

テストが終わると「ここをミスらなかったら何点だった」という皮算用をする子も多いのですが、まずそもそもミスは「ラスボス」であることを認識しましょう。ヒューマンエラーは人類が数千年戦い続けてもまだ解決出来ないレベルで強い敵です。

 

 

95点取れるまでは、計算ミス云々よりまず確実に応用問題まできちんと取れる力をつけてください。80点台くらいまでで「ミスがなければ」の皮算用をしている子は、まずたいてい応用問題を取り切れていません。理科の計算問題とか、数学の最後の問題とか、どこかに「これは難しいから諦めた」という物が残っているはずです。「どんな問題が来ても解ける」が最優先です。

 

 

逆に、95点を超えている子たちはこういう問題がありません。全ての問題において「分かる、できる」という状態を作っています。それでも本番でミスをして95点とかになるわけです。

 

 

本題ですが、ミスを無くす方法です。

 

 

 

その1「ミスをしても受かる」状態まで持っていくこと

 

上記の通り、人間はミスをします。さて、みなさんが取り組んでいるのはテストです。究極的には入試です。つまり、少しミスっても受かればいいんです。特に大学入試では、そのレベルで力をつけておかないと本番なんてとてもおぼつかない。そういうものです。

 

「ミスをしない、ミスをしない」と思い詰めてしまうと、余計ミスが増えます。まずは「少々ミスっても絶対受かる」という自信をつけましょう。

 

よく「1番の1症候群」と僕は呼んでいるのですが、すごく賢い子が□1番(1)を間違えて100点を逃すという現象があります。数学の公立高入試で言えば、最初の正負の計算です。-3+12=みたいなやつです。

 

とにかく□1の(1)はきちんと、ゆっくり、確実にとる。と決めておきましょう。最初の一問だけは時間をかけ、確実にとる。ここで落ち着き、緊張を少しでも和らげ、次へ行けるように普段から訓練しておきましょう。

 

体操の内村航平選手の、上下に手を合わせる仕草、ラグビーの五郎丸選手の指を合わせる仕草、「ルーティーン」と言われて有名になりましたが、アレと同じです。「いつもここから始まる」という動作を決めることによって、いつもの自分に入っていく方法ですね。

 

 

 

その2「常にノーミスを心がける」こと

 

そのうえで、究極的な最終目標はヒューマンエラーとの戦いです。95点から100点の壁がものすごく厚く高いのは、人間としての機能との戦いだからです。

 

しかし、大学入試では一つのミスで200点中30点落とすなんてことが起こりえます。これでは困ります。

 

ミスを(ほとんど)しない子たちに言えることは、例えば普段の塾での暗記テストや宿題でも、「テスト本番!?」ってくらいのクオリティで仕上げてきます。「自分が敵はミス」だと自覚しているので、普段からミスをしない訓練をしているわけです。

 

開智塾で言えば「一発で全マルになる」という状態ですね。

 

テストでミスが多い子は、暗記テストでポロポロ落とすとか、宿題だとミスが多い(いい加減)とか、字が汚いとか、すごく分かりやすい特徴があります。「本番はちゃんと書くから大丈夫」とか「本番は見直しするから大丈夫」とか言いますが、まぁ無理ですよね。普段からやっている子には遠く及びません。試合の時だけスクイズが決まるわけがないんです。(最近野球にたとえても伝わらないことが増えてきましたので、別の例を)

試合の時だけセットプレーが決まるわけがない(サッカー)

試合の時だけバックアタックが決まるわけがない(バレー)

大会の時だけスタッカートがそろうわけがない(吹奏楽)

試合の時だけ3Pが決まるわけがない(バスケ)

試合の時だけドライブが決まるわけがない(卓球)

試合の時だけ切り落とし面が決まるわけがない(剣道)

 

ふぅ~

 

勉強だって同じです。究極のラスボスと戦うのに本番だけ気をつければいいなんてことがあるわけがないんです。

 

 

その3「自分のミスの特性を掴む」こと

 

 

その4「できるだけ暗算を使う」こと

 

その3,4については

ケアレスミスのなくしかた | 開智塾丨各務原・関・美濃・美濃加茂・富加の進学塾

 

にくわしく書いてありますのでご覧ください。初めてご覧になる方には目からウロコがぶっ飛んでいくと思います。

 

 

 

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