保護者相談室:点数帯には壁がある
2026年03月13日
「上がったり下がったりで、なかなか伸びないんですよね~」
ある日の関校。400点前後をウロウロしている桜ヶ丘中Sくんの保護者さまのご相談です。
これは本当によくあります。
大きく下げてるわけでもないから、何かを大きく変えることもなくそのまま来ちゃってるパターンです。
開智塾にはたくさんの450点以上がいます。
と同時に、350点~430点あたりの子もたくさんいます。
この違いについて真剣に考えてみます。
そもそも勉強の理解そのもので、350点以上を超えてくるとそんなに差はありません。
どの科目もだいたい分かっていますが、「だいたい分かる」の先に、↓のような違いがあります。
① 450点→絶対に全部分かるようにする、100点を目指す
////////////////壁/////////////////
② 420点→ミスさえなければ450点行ってたのに~
////////////////壁/////////////////
③ 380点→だいたいがんばってる俺。でも応用は難しいから出来なくても仕方ないよね。
だいたい当たってるんじゃないですか?どうでしょう。
だいたい±20点くらいは同じと思ってください。
今回は②、③それぞれのタイプに分けて対策を書いておきます。
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まずは②の420点くらいの子にスポットを当ててみましょう。
(あとで③にも触れますね!)
まず現状。
結構キチンといろいろやっています。
勉強の内容は、目の前にある物を完璧にするとか、繰り返しやるとかが中心です。(悪くないです)
成績を上げるためのポイント。
90点を超えるには、実はケアレスミスじゃありません。
応用問題です。
450点を超える子は、応用問題を普通に取っています。
このあたりの点数だと、学校だと上位です。でもトップクラスでもない。めっちゃ惜しいですよね。
もう一声いきたいところ。
そのときに、つい「ここをミスってなければ・・・」ってなりがちです。
が、こちら↓でも書きましたが
ケアレスミスが多いんです | 開智塾丨各務原・関・美濃・美濃加茂・富加の進学塾
点数アップの本丸はミスではありません。
実際450点を超えている子は、ケアレスミスがあっても450点を超えています。
その代わり、ここ大事ですよ。
450点超える子は、応用問題をキチンと取ってます。
ここです。420点前後の子が最初から諦めている(と、僕らには見えます)問題をキチンと分かるようにすることです。
たいてい「分からないですと言い出せない病」にかかっています。
ここを超えられるかどうか。ミスっても90点を超える。合計450点を超える。
そのためには応用を普段からキチンと分かるようにしていく。これが最も大切なことです。
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③380点前後の子。
まず現状。
もう自分でやれる範囲の事はまぁまぁ出来ています。でも、そこまで。逆に言うと自分で出来ること「しか」やってないとも言えます。
そして、「前回悪かった科目に力を入れる→よかった科目の時間を削る」ことが多いようです。
コッチが上がればアッチが下がる、合計は変わらないパターン。
対策です。
勉強時間を増やしましょう。
あ、でも根性論ではありません。ちゃんと理屈があります。
まず、よかった科目を維持するには、同じだけの勉強を継続する必要があります。
でも発展応用に手を伸ばすのはちょっと早い。それより先にやることがあります。
それが、イマイチだった科目です。
具体的には75点未満。これはイマイチです。
イマイチ科目を上げるには、「他の科目の時間を削ることなく」対策していくことが必要です。このときに「よかった科目」の時間を削ったら・・・そりゃアッチが下がりますよね。
だから勉強時間全体のパイを広げることが大切なんです。
1日30分、いや15分でもいい。必ず毎日「イマイチ科目をやる」時間をまずは作ってください。
この点数帯の子は、苦手科目を毎日やっていません。断言できます。
苦手だから後回し、放置、、、で負の連鎖に入ってます。そこを変えるのはたった30分、15分でよいです。
勉強時間の最初に持ってきてください。「やることやってから、空いた時間で」ってやってたらやらなくなります。
「やることの第1位が苦手科目」だから、まず最初に。
内容はどうしたらよいか。
もう一段レベルを上げるには分からない物・覚えていない物を絶滅させる努力が必要です。
各科目、どうしたって自分だけで解決出来ない問題が出てきているはずです。覚えるべきところがあやふやなところもあるはずです。
そして、ここ、気をつけてください。
解答解説を一生懸命読むのは偉い、立派ですが、それでは現状維持が精一杯です。
解説を読んでもうっすら分からない所があったりしません?
教科書から言葉探し出して、写しておわりにしてたりしません?
そこが、さらに一歩伸びるための最大のポイントです。
うっすらぼんやりしてるところ、なるほど!!って思えるようにキチンと質問しに来ましょう。
あやふやな暗記は、さっさと完璧にして「テスト前に覚えよう」ってのをやめちゃいましょう!
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冒頭のSくん、実はその後、勉強の様子が変わりました。
「さっきの授業でここよくわからんかったんやけど・・・」
おお!キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
「おぉ、ここ分かりづらいやろ?もうちょっと詳しくいくな、これがあれでこれがこれで・・・」
「ンホワ!!なるほど!!」
(そう聞こえた)
この日を境に、分からなかったところは確実に消していくことが習慣になって、無事450点を超えて行きました。
余談ですが、子どもって、何かをきっかけに急に変わることがよくあります。
この仕事をしている人なら共感してくれるんじゃないでしょうか。
そして、時々音が聞こえることがあります。
Sくんのように「ンホワ!!」のこともありますし、「あ、何か音が鳴った」っていう空耳?のこともあります。
ちょっとヤバイ人っぽいのでこれくらいにしておきます。
でもホントに音がでるんですってば!!
「開智塾の自習室」の記事はこちら
保護者相談室の記事はこちら


