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今どき航空宇宙分野を目指すのはアリなのか

日本は宇宙開発では完全に後れを取っていて、

 

有人ロケットを自国で開発し成功した国

ソ連、アメリカ、中国のみ

 

ロケット打ち上げ数(2023)

アメリカ(110)中国(62)ロシア(19)EU(7)インド(2)日本(2)(多い順、()内は回数)

 

となっています。

世界のロケット打上げ回数 in 2023 : 宇宙業界のグローバル競争の今がみえる数字|Genryo Kanno

 

 

よく話題になる「日本人宇宙飛行士」はISSという国際宇宙ステーション計画の一員であるということで、日本単独でやっているものではありません。というか、単独でロケットを打ち上げるだけでも失敗があったりでなかなかなので、有人ロケットの自国開発は夢のまた夢という感じです。

 

 

「宇宙は夢のある分野」として子どもにも人気ですが、現実的に進学・就職となるとちょっと悲観的にならざるを得ないのです。

 

 

かつて塾の卒業生で東工大の航空宇宙分野に進んだ子がいました。

 

 

もちろん就職先は三菱重工やら選び放題なんですが、肝心の「ロケット開発」を日本でやろうとしても結論「無理」だそうです。

 

 

というのも、技術の肝心なところはアメリカが抑えていて日本での独自開発にはストップがかかってしまうのです。「機密」とかですね。

 

 

 

ですので、生涯かけてやるならNASAにわたってまた0から勝負するか、日本の国内で「近い事」をやっている会社に就職する(三菱重工とかソフトバンクとか)しかないそうです。

 

 

 

というわけで、航空宇宙系は工学部でも花形で偏差値もNo.1だったのは昔の話で、現在は以下の通りです。

 

 

 

※一見「名大の方が京大より上!?」に見えなくないですが、この表は「共テ得点率」で並んでいて、2次試験の偏差値で見ると京大の方が当然上です。それでも名大とんでもないですけどね。共テ83%って。

 

 

工学部系は、志望のほとんどが今は情報系です。物作りや材料系も面白いと思うんですけど、興味関心だけでは言ってられない現実もあり、現在は情報系に資金が集中投下されています。産業界のニーズ、国家ニーズ、学生からのニーズ、などなど。

 

 

GAFAMに支配された世界で、情報大国へと進化を遂げることができるか。日本はITっていうとゲーム作って貧困層から金をむしり取ろうとするベンチャーばっかなんだよなぁ。

 

 

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