子どものすがた(小学校の通知表)
2019年07月29日
今年になって、各務原市内の小学校でも2期制(前期後期制)になったところが出てきました。
2期制がいいのか3期制がいいのか、我々一般市民には分かりませんが、学校の先生の都合上色々あるのでしょうね。
そんなわけで、小学校の通知表についてです。
まず、だいたい◎が25個以上あると中学校でも学年1桁、ひょっとすると5番以内くらいでしょう。
◎の数が
25個以上…学年5番以内
20個以上…学年1桁~20番以内くらい
15個以上…学年上位3分の1、中学校定期テストで380点~400点あたり
1桁個数…平均点くらい
まぁだいたいイメージですが、△があればその分◎を減らして考えるくらいでどうでしょう。
各科目の評価は◎○△に分かれていますが、これが中学校だとそのままABC評価になり、それぞれの数に応じて5段階評価が決められていきます。
学校によりますが、おおよそそれぞれの科目で、
オール◎(または一つだけ○)5段階で5
◎と○が半々…5段階で4
◎1つ、残り○~全部○…5段階で3
くらいのイメージでしょうか。おおよそ。
で、中学校に行くと9教科×5点満点=計45点満点で通知表を見ることになります。
(英・数・国・理・社・技家・美・音・体)
高校入試では、上位校は通知表の評価:入試の当日点=3:7の比率で合否が決定します。中位校で5:5、下位校で7:3だったりするので、上位校だと「通知表の評価はそれほど気にしなくて大丈夫」なんて勘違いしている方も多いのですが、全くそんなことはありません。
入試において、全体の3割というのは非常に大きな比率です。通知表の点数によっては、当日どれだけ点数を取っても逆転できないことも起こりえます。
さらに、高校入試の際に提出される通知票評価は(中1+中2+中3×2)÷4で算出されますので、簡単に言えば中1と中2の評価が半分を占めるわけです。その5段階評価の元になるABC評価は、もう小学校のうちからスタートしている、と言うわけです。
各科目における◎○△(中学校でのABC)評価は、(公表はされていませんが)それぞれにきちんとした評価基準があります。(まれに、どう考えても好き嫌いだけでつけているであろう先生もいますが・・・みなさんよくご存知の某中学校の某先生ですね)この評価、一度ついてしまうと、なかなか覆せないんですね。本当はがんばったらがんばっただけ上げて欲しいところですが、ま、なかなかそうも行かないわけです。
高校入試に限って言えば、点数は入試当日にとればいいわけです。つまり中3の3月までにがんばって上げればいい。でも、通知表の評価は後から逆転は不可能です。上司が部下を評価するみたいなもので、生殺与奪を握られているという意識を持っていなければいけません。大げさに言えば人生の3割は中学校の先生に握られていると言うわけです。
それが良いことか悪いことか分かりませんが、学校の教室は、上司が部下を見張るがごとく常に評価に晒されていると言う意識を持って臨みましょう。これは小学校の内から言い聞かせておくべきことです。
ついでにいえば、小学校の時の評価は中学校へ引き継がれます。当たり前です。そういうこと、ちゃんと考えて普段から行動しましょうね。