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コンピュータを学びたいということ

(9/9追記)/////////////////////////////////

文脈的には最後に持ってくるところですが、告知的な内容なので最初に。

関高校では、前期終了時の期間休校(いわゆる秋休みですね)の時に、↓の企画があるそうです。

高校1、2年生が中心ですが、AOや推薦を狙う3年生ももちろん参加可です。

 

1 岐阜大学応用生物科学部 DNA実験講座 現地集合現地解散
2 名古屋大学工学部物理工学科 実験講座 関高発着の送迎バスあり
3 名古屋外国語大学 PUT講座 ネイティブとの少数人数英会話 関高発着の送迎バスあり

 

ほんのわずかな可能性があるなら参加しよう。それが大きく人生を変えることもある。

/////////////////////////////////追記ここまで

 

 

 

 

当然、ここ何年もこう言う希望(タイトルの、コンピュータを学びたいという希望)は多いです。

 

 

 

知り合いに六大学の准教授がおりまして、東大卒工学博士なんですが、専門が「情報(コンピュータ)」ということで聞いて見ました。

 

 

とても貴重な話なので、できるだけそのままに近い形でお伝えしたいと思います。

 

 

 

 

Q.○○大学の△△先生の研究室に進みたいという子、どうアドバイスしたらいい?

 

A.先生たちは結構な頻度で異動するので、学部卒業後、大学院でその研究室に入れるかどうかはわからない。どうしてもその研究室に入りたいのなら、修士、もしくは博士(つまり大学院)から入る道もあってそっちの方は確実にその先生に付ける。学部の場合は希望が通るかわからないし、色々知ることで、学生自身の興味が変わっていくことも多いね。

 

 

Q.もしロボットをやりたい場合は?最近のロボットやコンピュータ事情は?

 

A.アンドロイド(人型ロボットなど)がやりたい場合、ロボット工学を専攻するのが確かに本流ではあるけれど、最近の科学は割と学際的(=学部横断的)なので、情報工学とか電子デバイスとか、場合によっては物理とか文系とかからアンドロイドに行った方が将来の研究で強みを持てたりすることも多い。そこまで考えないにせよ、大学受けるときには機械工学系で教育をしっかりしてくれそうなところ、金銭面・周囲の学生面で環境が良いところという基準を念頭に置くと良い。

例えば、超ハイレベルだと東大、東工大、阪大、早稲田あたりは(学部4年間で)学ぶ環境や内容に大きく差があるわけではないので、その間に色々学んで自分の専門を決めて行くのが良いね。

 

 

 

Q.大学進学して学部(大学院に行く前の最初の4年間)で気をつけておきたいことは?

 

A.学部時代には研究なんて大してできないから、まずは研究者になる前提の基礎力をつけるよう頑張ってね、と。その上で本を色々読んでみたり、講演会とかいっぱいやってるし、大学生になったら興味のおもむくままにいろいろ見て回るのがいいかな。

 

 

 

 

以上です。

 

 

どんな学問でも、我々のような昔と違って、ある専門を突き詰めていくだけが大学ではなく、いろいろな学科やいろんな分野と共同して考えたり、学問の壁(と思われていたもの)を乗り越えてしまうような新しい研究者がどんどん出てきています。

 

 

 

そりゃそうですよね、キリスト教世界が中心だった科学に、今や日本のみならず仏教や儒教、ヒンドゥー、イスラームの人がどんどん入ってきているわけです。考え方のスタートラインや教育課程が全く異なる人達が異種格闘技戦をしているわけです。日本は明治維新後、西洋を追いかけることでアジアの中でも突出して成長をしてきました。が、世界全体が転換点に来ているわけです。冷めた言い方をすれば、いまだに西洋追っかけてんの?みたいなわけです。

 

 

しかし、中学生や高校生にそうした情報というか考え方が入ってくることはまずありません。コンピュータ=プログラマーみたいなことをいまだに言ってたりします。もったいないですよね。もうそんな時代じゃないのに。何ならプログラムを書くプログラムがもうあるのに。無人爆撃機(ミサイルを積んだドローン)が戦場で自動運転、自爆攻撃を行っている時代に。

 

 

 

コンピュータなんてのは、もはや英語と同じで、使えるだけの人に何の価値もありません。コンピュータを使えるだけじゃなく、コンピュータを使って何をするか。または、コンピュータ(プログラム)そのものを進化させるにはどうしたらいいか。そこを考えるのに、昔のコンピュータの考え方を使っててどうするんですかって話ですよ。

 

 

 

上に紹介した大学の先生の言葉のように、たくさんの興味を持って、いろんな知識を得て、それをコンピュータに持ち込むなんてことが今求められています。

 

 

コンピュータの「今」はどんなもんか。素人が勉強するのはなかなか難しいのですが、少し紹介しておきます。

 

 

これは前にも紹介したと思います。(してないかも)

 

 

講談社ブルーバックスシリーズ

 

 

 

 

コンピュータに限らず、様々な分野(文系も含め)の古から先端を、興味のままに知ることが出来ます。物によっては素人向けでめちゃくちゃわかり易かったり、逆もありますのでまずは手に取らせてみてください。たくさんあって楽しいですよ!

 

(あ、以前紹介したのは岩波のジュニア新書でしたね。でもなんか最近ジュニア新書、チャラけてきているような。。。)

 

 

 

他にはこんなのもあります↓

 

 

各大学における公開講座(愛知県)

 

 

愛知県はいいですねー!まとめてくれています。使いやすいです。

 

 

 

岐阜は残念ながら大学ごとに漁るしかなさそうです。

 

 

岐阜大学イベント

↑この中に↓こんなのあったり。

中学生のための体験科学講座、10/19(土)

あ、申込期限切れだ。残念。

 

 

まぁとにかく見てください。ぜひ参加してみてください。おもしろいですよー!

 

タイミングがいいと学食でご飯食べれますし。(国立なんかは大抵誰でも使えますよね。。。?)

 

お薦めです。街中に大きな公園があるみたいなもんです。