関高校を目指すという闇
2020年02月06日
タイトルにそこまで深い意味はありません笑
でも、今回の記事をご覧になってドキッと来る方は注意した方がいいかもしれません。
今回は中濃学区のお話です。塾生の方には以前からお話ししていますので今さらです。
関高校は言うまでもなく大学進学を目指した進学校です。卒業するだけだったら意味はないと言っていいでしょう。よほど商工の子たちの方が手に職をつけているので、高卒の価値は高いと思います(なんなら大学に進学する子も結構いますし)。そういう意味では、関高校の生徒は大学に行ってこそスゴいのです。(大学行くばっかが人生じゃないとかはこの際意味がないのでやめましょう)
さて、そんなわけで関高校に行ったら大学を目指すわけですが、もし関高校に行くことが目標になっていたとしたら、大学にはほど遠いです。点数は書きませんが、現段階で関高校にギリギリ入れるくらいの子は、そのまま行ってもちゃんとした大学には進学できません。
「そうは言っても、まずは高校に入らないと・・・!」みたいな話、分かります。それはそうなんですが、そこでヒヤヒヤしてるようじゃ、ちょっとお先暗いですよ、という話です。
正直、関高校について言えば高校入試は塾としてそんなに気にしていません。もし必死にやってギリギリ関高校に何とか入れたいんです、という方はそれ専用のところで勉強するか、ランクを下げた方がいいかもしれません。
開智塾では高校に入ってからのことを常に考えていますので、高校に入るところで達成感を得ていてはヤバイと思ってやっています。つまり、関高校に行くにも、「○○点取れているから受かるね!大丈夫だね!」なんて見方は全くしていないわけです。ご面談の際に、「まだ中学生なのに文系理系とか、大学の話するのね・・・」と思われた方、そういうことなんです。文系理系に関して言えば高校入って半年で希望調査をされるくらいなので、あっという間です。ね、すぐですよ、すぐ!
これが岐阜学区だと、そんな事言ってられない。高校に入るだけでもう大変なんです。逆に言えば、高校に入るために必死になる事が大学受験につながっていく。だから必死にやります。
中濃学区には、それがない。もう10年以上まえから言っていますが、この「ゆったり感」が、結構大きな差になっています。これは危険です。高校の合格発表のあとすぐに勉強をスタートするのもその表れです。進学校に行ったひとなら、1ヶ月遊ぶとかあり得ないって分かりますよね。合格発表のあとくらい・・・なんて言ってては、岐高北高の子らとの圧倒的な差を埋められないんです。だから春休みの内に因数分解と5文型までやるんです。ちょうど高校ってやっぱ難しい!って持ってもらうのにちょうどいい単元ですしね。
関高校は、岐阜県内でももう3番手か4番手くらいには進学実績を上げている超優秀な学校です。ここ5年ほどは特にぐぐっと成果を上げてきています。やっている内容はもう限りなく岐高に近づいてきています(数学4STEP使ってますし!これって岐高と私立くらいですよね。岐阜学区、中濃学区では)。それなりの心構えで行かないと、マジで大変ですよ。小学校からその態勢に耐えられるスタミナをつけていく必要があります。
まぁスポーツだって小学校で決まってしまうわけですから、勉強も同じようなもんです。なんならスポーツほどシビアじゃないので小学校から中学校で逆転できるだけマシですね。覚悟というか執念、と最近は言っていますが、受験に必要なものはそうやって作られていくのだと思います。