実感しているかいないか関係なしに経済の数値は下がるしいずれ実感させられる
2020年03月23日
よもやこんな事態になるとは・・・という状況になっています。
ことが日本の中だけではないので、なかなか解決も難しいですよね・・・。
今回は経済についてのお話です。
普段生活していても、自分の身近で何かが起こらない限り実体経済の悪化はなかなか実感はしづらいですよね。
だって、そこのローソンはいつも通り開いてるし、そりゃマスクは手に入らなくなってるけどそれは景気の悪化とは関係ないはずだし。スーパーでもまぁまぁいつも通りものが買えるから、ここら辺は大丈夫なのかな?岐阜は感染者がまだ8人しかいないていうし。
まぁこれまでも景気悪い悪いっていっても何とかなってきたしね。
ていうのが、消費者としての実感じゃないでしょうか。
(お勤めの会社とかの話はとりあえず置いときます)
じゃあこのまま、なんとなく今までと同じように行くのか?というと、ちょっとそうはならない。
これから2月の数字が出ます。そしてもっと悪い3月の数字もやがて出てきます。
様々な経済統計も、速報値の悪化を裏付けるようにでてきます。
「なるほどー、そんなに悪かったんだ~」
で、終わらない。ここから先が大変です。
例えば投資信託※には、ある経済指標をもとに売買をするなんていう商品があります。
※投資信託は、簡単に言えばお金をあっちこっちから集めてきて(我々からすれば購入、なんて言い方になります)いろいろな会社や国、通貨や不動産など、とにかく金になるものになるなら何でも投資してリターンを稼ぐ。そしてみんなで分配するぜ!って仕組みです。
簡単なので言うと、「日経平均連動型」みたいなやつです。
こういう投信は、日経平均に連動するようになっています。(正確には、連動するものと、それより上を目指すものがありますが)
連動すると言うことは、下がったときはきちんとさがらなければなりません。
ものによっては、「鉱工業生産指数を元にしてるんすけど、この値がめっちゃ動いたらやべーから売ります!」なんて投信があったりします。
となると、
実体経済が悪化→売られる
↓
指標が悪化→売られる
↓
さらに企業業績が悪化→売られる
という、無限連鎖に陥ります。
こうなってきてようやく、身近なところに目に見える影響が出てくるようになります。
どんな影響がでるでしょうか。
ここ30年くらいだと、金融不況やリーマンショックを経験してきました。
今回は、それより上です。ですから、実体験として「こうなるよね!」っていうのを知っている人はいないと言えます。なにが起こるか分からない状態といえるでしょう。
せめていつまで続くか?
ワクチンの開発、普及に1年~1年半かかるといいます。
その前に経済の影響はやってきます。なぜ前か?というと、経済の影響は基本的に人間の心理を表しているからです。ヤバそうだと思ったら売るわけです。
したがって、ヤバイ無限連鎖はすでに始まっていますが、そのループを実感する段階には3~6ヶ月程度かかるのではないでしょうか。(もちろん業種によってはもっと早いというか、今ヤバイ)
というわけで、具体的にはここ半年くらいが勝負です。