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ベンチャー企業への就職

かなり私見が入りますので、「そう言う考え方もあるか」くらいに見ていただければ色(しょく)の強い記事です。

 

 

最近ではベンチャーという言い方も古くなっています(というか、ベンチャーが流行った頃の企業群の優勝劣敗が確定的になって、今はその次の世代でスタートアップという言い方が普通になっています)がここではベンチャーで統一しておきます。

 

 

まずそもそも、いわゆるベンチャーは、多額に資金調達をして新分野や新製品に投資し、一気にそのジャンルの制覇を狙うようなニュアンスでやっている会社が多いです。既に飽和した分野の経営者が地道に商売を広げていく感じとはちょっと違うと思います。

 

 

 

従って、ベンチャーの経営者の一番の仕事は資金調達ということになります。

 

 

 

ところで、よくテレビドラマで「銀行は、雨が降ったら傘を取り上げる!!ふざけるな!!新しい技術や知識、そう言うものを持った会社にこそ融資すべきなんだ!!!!」(堺雅人の声で)という話を聞いたりしますが、そもそもベンチャーに投資するのは銀行ではありません。銀行は、手堅く運転できているか、妥当な投資(返済も含め)計画を立てているかを判断して貸すところです。

 

 

 

となると、ベンチャーへ貸すのは誰か。これは銀行ではなくベンチャーキャピタルと言われる会社になります。ここでは詳しくは触れませんが、基本的には銀行とは役割が違うという事です。

 

 

 

となると、ベンチャーは銀行と違って「おっしゃ、貸したろやないか」という金主を探さなければならず、銀行に比べて遥かに厳しい(というか別次元の)資金調達が必要になります。

 

 

 

かなり回りくどくなりましたが、そういうわけでベンチャーと呼ばれるところは、革新的で資金調達力のあるところでければ生き残れません。そういうところに就職するというのは、ベンチャーキャピタルと同じかそれ以上の慎重さもしくは業界への知識、または勇気…が必要になるでしょう。(多分一番大切なのは業界への知識です)

 

 

 

多分、ベンチャーって、「就職する」というより「自分で立ち上げる」か「声がかかる」業界なんでしょうね。

 

 

 

 

ちなみに、よく「ベンチャーは裁量の自由度が高いと言われるが、それは裏を返せば会社のルールが出来ていないいい加減な会社ということだ」という言説を見かけますが、それは違います。会社のルールが厳格なのがよいとか裁量権が小さいのがいい(責任を負いたくない)ならベンチャーを目指さなければいいし、社内ルールや裁量権も会社によりけりです。

 

 

 

もし、会社が上場ゴール(立ち上げ→上場→会社を売って創業者リタイヤ)を目指しているとすると、ある日突然社長が変わることになります。ちょっと大変ですね~。

 

 

 

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というようなことを書いていたらちょうどこんな記事が目に入りました。。

 

https://blog.btrax.com/jp/failed-startups-2020/

聞いたことが有る会社がいくつもあって、「え、なくなったの!?」というのがたくさん。

でもきっとこういう界隈の人創業者って、失敗したら次へ、っていくだけだからいいんでしょうね。社員はちょっと大変です。やっぱり。

 

 

 

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