中3生の模試
2023年11月05日
近年、いろいろな塾や団体が模試を乱立しておりまして、結論から言えばどれが良いということはありません。
岐阜県は永らく「岐阜新聞の模試」が伝統的に一社独占で行われてきたのですが、(岐阜日とか言っていた時代がなつかしいですね~昔は100点だと新聞に名前が載ってうれしかったもんです)近年はこの市場にいろいろな業者さんが乗り込んできて覇権争い中です。
問題の内容やレベルはどれと言ってそう大きくは変わりません。模試で最も大切なことは受験している母集団の数です。しかも、できるだけ正確な数値を出すにはできるだけ大きな、まんべんなく上から下までたくさんの子がいる母集団が必要です。が、今岐阜県にそう言った模試はありません。大人達が模試という市場をめぐって札束で殴り合いをしているのに振り回されているというのが現在の状況ですね。そういう状況ですから、合否判定などまともなデータが得られない受験生だけが損をしている構図になっています。
強いて言うなら、「入試でたまに出る、明暗を分ける難しい問題」をしっかり入れてくれているので開智塾としては岐阜新聞推しなんですが、市場の圧倒的多数を抑える模試が出てきたら乗り換えようかなってくらいです。願わくば、それがどこかの塾の実施する模試にならないことを願うばかりです。なぜって?チートするに決まってるからです。
地域の塾と利害関係が無い機関が作った模試が行われるのが理想的ですが、今の所それに近いものが学校の実力テストです。どこの学校もほぼ同じテストを使っているので、これに順位や志望校内順位などをつけてほしいと思います。