小学生の筆箱の中、ぜひ見てあげてください
2024年07月14日
もちろん自分できちんと管理出来ているなら問題ありません。
でも中には、ずっと削らないままの鉛筆が入っていたり、小さくなってしまった消しゴムを面倒だからという理由でほったらかしにしている子がいます。
これ、「言ってどうにかなるものでもない」気がします。特に塾の筆箱なんて、そんなに開けないわけです(家で宿題やったりするときは家用の筆記用具がありますしね)。
些細なことですが、勉強が出来る子はこういうことがきちっとしています。
「あ、じゃあうちの子ダメじゃん・・・」では悲しい。
こういう習慣って、なかなか言っても改善されません。大切な事は「いつもきれいな状態であることに慣れる」だと思います。
余裕があれば親がチェックして、いつもきれいな状態を維持してあげる。そのうち「きれいじゃないとなんかイヤだな」ってなればOKです。
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とはいっても、そんなこと毎回やってられっか!!!って声が聞こえてきそうなので、もう少し掘ってみます。
僕も整理整頓はどちらかと言えば苦手な方ですが、例えば家の鍵や車の鍵など、ほぼなくしたり「アレ?どこ行ったっけ?」ってことがありません。というのも、「どんなときでもこのポケットにはこれ、こっちのポケットにはこれ」と決めているからです。それが通常状態なので、そうでないときに「あれ?変だな」ってなるんです。
もちろんこれが最適解だ!と言うつもりはないのですが、一つの解決法として「いつもの状態」というのを自分の体に刷り込むのです。そのための方法として、「何かの行動に関連付ける」というのが心理学的に有効だそうです。
話を戻しまして、塾の筆箱。家を出るときに玄関で必ず鉛筆を削ってから出るというような「行動」を作ってみてください。無印で1000円でおつりが来るくらいの金額で買えます。それを玄関に置いておく。靴を履くときに鉛筆を削ってから履く。そんな感じです。日常の中で必ずする行動、靴を履くとか風呂に入るとか、そういう行動に関連付けることでいろいろなことが同じように日常の行動として刷り込まれていくようです。
ちなみに小学生の場合、袋型のなんでもたくさん詰め込める系よりは角張っていてぴちっとそろうようなのがいいですね。揃えることって、鉛筆でも紙でも大切です。やはり点数がいい子は、プリントなんかもしっかり真ん中で折って提出してくれます。そうでない子はやはり角がそろわないです(ちゃんと折って返すようにしてますが)。
カバンなんかもそうですね。時々見てあげてください。これは時々で良いと思います。小学生は月1でファイルをお渡しして普段の状況をご報告していますので、そのタイミングが有効打と思います。それくらいの頻度でOKです。
そういえばカバンに関しては、僕は時々カバンごと変えます。
毎日使っているのでどうしても何年かするとへたってきます。やむを得ず買い替えますが、新しいカバンに変えるって結構面倒じゃないですか?なーんか微妙に必要そうなそうでないようなものがカバンの中に溜まっていくというか。
僕の場合、とりあえず必要なものだけ新しいカバンに移して、中に残っているその他よく分からない物はそのままでカバンごと倉庫送りにしています。後になって「あ、あれ必要だ」って物があれば古いカバンを漁れば良い、と。でも実際に古いカバンを漁って必要なものを探すってのは一度もしたことがないです。
カバンを買い替えるかどうかは置いといて、カバンの整理整頓、一回中身を全部出す。その時によく見もしないで捨てたりはせず、とりあえずいったん「保管庫」みたいな箱に入れておく。これだけでも結構違うと思います。
日常のちょっとしたことで改善できることはたくさんあると思いますので、ぜひ実践して頂ければと思います。