お出かけ地理・歴史
2025年04月21日
行楽シーズンです。せっかくなので地理や歴史の勉強を(親が楽をして)できる方法をいくつか。
・「世界のトヨタに近づけるか!?」ナビルート当てクイズ
(トヨタじゃなくてもいいんですが)出発地と目的地をお子さんに教えて、地図帳からルートを作ってもらいましょう。答え合わせは車に乗ってナビを設定したときにできます。あまり細かい道まで作ると、現地で車に乗った状態で答え合わせをする事になって高確率で酔うので注意。
条件を与えることで少し高度にすることも出来ます。
・目的地までの時間予測
多くの方が、ナビで最初に表示された到着時刻より少し早く着くという経験をされているのではないでしょうか。これは、ナビの時間計算が「一般道30㎞/h、郊外50㎞/h、高速80㎞/h」(会社によって違いあり)で設定されているためです。実際はもう少し速く走れることも多いので、当初の到着予定時刻より早く到着できるんですね。それを見越して、一般道を50㎞/h、高速を100㎞/hで計算すると・・・SA・PA寄り道や渋滞などで計算が狂ってくるので、お出かけでお子さまに与える条件としては
一般道=30㎞/h、高速=60㎞/h
が結構現実に近いのではとおもいます。
SAやPAで15分くらい休憩する時間をふくめると、こんなもんかなと。個人的体験を元にしている数字なので、もっと精度の高い数字が出たら教えてくださいね。
渋滞は高速だと1㎞あたり15分、一般道だと1㎞=30分かかるとみておくと良いと思います。(JHのサイトで渋滞予測情報を見ておくとよいのですが、そこまでやるとさすがに大変かもしれません・・・)
ナビは途中何度も残りの道のりを考えて再計算されるので、目的地に近づくにつれて到着予想時刻の精度が上がります。車に乗った最初の予定時刻を写真で撮って答え合わせできるようにしておくとよいですね。
調べてもらうときはグーグルマップを使わず紙の地図帳を使う方向で。
・目的地の「しおり」作り
ネットなどを使って目的地の「みるべきポイント」を調べてしおりを作ってもらいましょう。学校の「調べ学習」でスキル習得済みです。学校の先生にも聞いてみるといいかもしれませんね(自分で事前に調べたものを持っていき、先生のアドバイスをもらう感じにすると良いと思います)。
せっかくなのでしおりをタブレット上で作成してもらって、学校の先生にも見せられるようにしておくといいですね。上に書いたルート予想と答え合わせ結果も合わせて提出出来るとそれなりの分量になるのではないでしょうか。先生に出せといわれてなくても勝手に出せばOKです。
・旅行行程管理アプリの利用
旅行の行程を作っていくアプリがあり、「tabiori」とか「ことりっぷ」など、いろいろなアプリがあります。ついでにホテルなどの予約をしてもらうことで収益を上げるようなアプリですが、日程をつくるだけなら無料でできます。
全くの白紙から作るのは無理だと思いますので、「〇〇山と〇〇海岸には行きたいな」という感じでいくつか候補を伝えておいて、どんなプランで行くとうまく回れるかなどをお子さまに作ってもらいましょう。最初はうまく行かないし、思っていたプラン通りにことが運ばないかもしれませんが、数回使って行くと「多分15分では無理だな」とか、「実はSAよりPAの方が空いてるな」とか、経験値が上がっていきます。こういうのも地理好きになっていくきっかけになるかもしれません。
・大学見学
ここに書きましたのでご参照ください。
・chatGPTの利用
奥の手というか、親サイドが旅行計画を立てるのに役立つのがchatGPTです。
アカウントを作る必要はありますが、基本機能は無料で使えて安心です。
条件をある程度細かくしておくと、より希望に添ったプランが出てくると思います。特に知らない土地に行くときは非常に便利です。普通に検索するとわけのわからんセールスページだらけになりますからね。
右半分の薄いグレーの部分がこちらで入力した内容です。
数秒で回答が二つ(右と左それぞれ)呈示されました↑↓
こんな感じで、行程の細かい部分や費用の概算なんかも出してくれます↓
さらに細かく条件を追加して、内容をブラッシュアップしていくこともできます。
「JHのサイトから5/5の渋滞情報を加味して再計算」という条件を加えてみます。
こんなことも出来ます↓
ダウンロードしたのがこれ↓
ちょっと素っ気ないですけど。
ここまで所要時間3分程度です。便利ですね。
(関係ないですけど高山まで120㎞もあるんですね。意外に遠い・・・)
さらにこんなことも出来て、超便利。
ただ、これをお子さまに教えてしまうと全ての調べ学習が無力化されるので注意です。