高校初めての中間テストに戸惑っているみなさんへ
2025年06月07日
中学校の時と全然違うことに気づけたでしょうか?
今焦っていろいろやっている人は、おそらく今回の中間テストはちょっと手遅れ気味です。中学までの感覚とは全く違います。これに懲りたら、テスト終わったその日から次に向けて勉強をしましょう。日々やっていることを毎日完璧にして行くことが大切です。
おそらく進学校にいるみなさんは、中学ではそんなに苦労しなかったと思います。分からない問題を放置していても多分なんとかなったでしょう。少なくとも高校は受かった。でも高校は受かるだけならそんなに難しくありません。受かったあとが本当の難関です。
「平日1日5時間、土日は倍」の勉強時間というのは、無茶な要求でも理想形でもなく、全国の国公立大や旧帝大を目指している子が普通にやっていることです。これができていないと、そもそも競争する土俵にすら立てない可能性が高いです。
・勉強時間を増やすこと
・分からないものを分からないと言えること
この二つは進学校でついていけなくなる最大の要因だと思います。きちんとできている子は実はそんなに多くありません。それができる状態にして高校に行ってもらいたいです。岐高で泣くほど苦しんだ先輩からのお願いです。
大事なことを言っておきます。
テストが終わったその日から、テスト直前の勉強時間を維持してください。1日休憩とかゆっくりするとか、生ぬるいことを言わない。そして分からないことはコツコツこまめに聞いてください。
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高校受験の際に「ランクを下げるのではなく、上位校に頑張って入って歯を食いしばってついていけ」という理由もここにあります。「受かってもついていけないと困るから」といって受験校を下げようとする方がいらっしゃいますが、そういう子は下げてもたいていついていけません。問題は高校のランクではなく、何時間、どうやってやるかにかかっているからです。大学入試に高校名は関係ありません。ランクを下げたとしても勉強時間が増やせなかったり分からないものを聞けないままの子だったりしたら、どっちにしろ大学入試はおぼつかないです。そりゃそうですよね。
実際、上位校になんとか受かって「自分は下の方で入ったから頑張らなきゃ」といってどんどん順位を上げていく子を毎年のように見ます。一方で、高校のランクを下げて上位で走り続けるかと思いきや全然そんなこともなく、鳴かず飛ばずの子もやはり見ます。「岐高だと大変そうだから北高なら上位でやっていけるかな~」とか「加納なら~」って、そうはいかない。人間、不思議なもので、「上位に行きたい」という子はどの学校に行ってもやっぱり上位に上り詰めるし、下位でも平気な子はやっぱり下位になります。学校ランクを下げたから上位で楽勝大学ゲ──(σ・∀・)σ──ツ!!とはならないんですね。
大学入試は全国区のバトルロイヤルです。能力のある子たちが努力の量・我慢の量で勝負しているんです。中学校の時のような甘い考えは捨てましょう。みなさんは全国大会を戦っているんです。

