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スマホ依存症かもしれないですよ

簡単なセルフチェックです。

 

独立行政法人国立病院機構久里浜医療センター

スマートフォン依存スケール(短縮版)(SAS-SV) | 病院のご案内 | 久里浜医療センター

(依存症治療において有名で信頼できる機関ですが、ちょっと見づらい・・・)

 

同じ内容のもうちょっと使いやすいサイトがこちらです。

スマートフォン依存症チェック – 医療法人十全会 聖明病院

 

 

自分でやってしまうと甘め判定になるので厳しめに判定した方がいいですし、難しいならおうちの方にやってもらうのもいいかもしれません。「依存症」というと大げさに聞こえるかもしれませんし「自分はそんなことない」と思いがちですので、一度簡易判定をしてみてはどうでしょうか。おそらく何人かは危険水域のはずです。

 

 

近年自習室を見ていると、明らかにずっとスマホを触っている子がいます。割合としては100人中2~3人くらい。なかには夜中スマホを触り続けて翌日学校に遅刻したりする子もいるそうです。

 

 

ではなぜ自習室でスマホを禁止していないのか?

 

理由はシンプルで、禁止すると来なくなるからです。ちなみに、自習室でスマホを自由に使えるようにしても、多くの子は自然と自制します。周りの目が気になるようです。他の塾の先生に聞くと、どうやらこれは「開智塾ならでは」のようです。(「家で自分で勉強する」と言っている子のほとんどはスマホを触っているだけでしょうから、自習室に来させていただいた方が良いと思います。)

 

 

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あと、個人的な話ですが僕は音楽を聴きながら勉強や仕事をする派なので、音楽プレイヤーが消滅(正確にはまだ生きている・・・!!)した今となってはスマホなしで勉強するのは難しいなぁと思ってたりします。このあたりのお話はこちら↓で。

勉強するときに音楽を聴きながら | 開智塾丨各務原・関・美濃・美濃加茂・富加の進学塾

 

ちょっと話題は逸れますが、「調べ物をするのに便利」という意見もあるかもしれません。しかしネットが勉強に生きるのは

 

・知っているけど忘れたことを思い出す

・時事的な新しい情報を知る

 

この2点に限られると思います。例えば中学生がそもそもこれから覚えるべき単語をネットで調べると、教科書とは違う単語が出てきてむしろ弊害になります。理数系の解説をyoutubeで見るのも避けたほうがいいです。知りたいことの核心がズバリ出てくる事はほとんどありませんし、他の動画への導線になってしまうからです。やはり勉強は教科書をみたり塾で質問したりするべきです。調べ物程度ならできれば電子辞書を持たせてください。

 

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スマホ依存の話をすると、「え?周りにもっとスマホ触ってる子たくさんいるよ?」というのが子どもたちの反応です。「俺が依存症だったら世の中みんな依存症なっちゃうよ!」ってわけです。

 

 

これは少し間違いで、上記の「判定」にもあるように「スマホを触っていることが日常生活に支障を来しているか?」という点が重要な指標なのです。

 

 

1日5〜6時間、休日は12時間触っている子もいます。でも、そういう子たちが必ずしも「支障あり」とは限りません。そもそも勉強する気がないなら、スマホでどれだけ時間を潰しても「困らない」わけです。

 

それに対して、「やることがあるのに、スマホで時間を溶かしてしまう」場合は、それこそ支障です。

肝心なことは、「スマホのせいでキミが勉強できていない」ことなのです。

 

 

もしチェックで高めに出た場合は、依存症外来に相談してみるのも選択肢です。治療というより、「生活を立て直すヒント」をもらえる場所です。

 

・・・といっても、かなり重度の人もいたりするなかで受診すると「まだキミは大丈夫」となって逆効果の可能性もありますから事前に先生と話の打ち合わせをした方がいいかもしれません。

 

 

 

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