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90点と100点は多分3倍違う

塾内では、よく「100点を目指そう」という話をします。

 

 

90点でも95点でも悪くはないです。というか十分良いと思うのですが、満足するかどうかというと決してそうではないと思っています。

 

 

岐高であったり関高の特進クラスであったり、450点=90点×5科目というのは指標になりがちですが、450点とりたいと思うことと1科目90点取りたいということはちょっと違います。

 

 

90点というのは、逆に言えばどの科目であれ2~3個間違えても超えられる点数です。その単元の最も難しい問題はできなくてもクリア出来る点数です。ここをとりたいと思うか、落としても90点を超えればいいと思うかの違いがとても大きいことはおわかりいただけると思います。

 

 

厳しい言い方をすれば、この「最後の2~3個」を放置したまま、ただただ勉強時間だけを長々と積み上げても、なかなかそこから先へ行けません。これが430~450点前後で止まる理由です。

 

 

確かに勉強時間は多いし、分かるものはしっかりやっている。ただし、分からないものは分からないまま。ここが最大の弱点です。

 

野球でたとえるなら、自分の知っている投げ方だけをずっと一人で練習している感じです。新しいものは増えませんね。

 

 

では、100点を目指すとどうなるか。

 

 

100点を取るということは、何一つとっても分からないものはない、知らないものはないという状態です。全ての応用問題をカバーし出来るようにしてある。すごいですよね。

 

 

中3とかで100点を取ってくる子がいつも何人もいますが、こういう子たちは「完璧に」しています。分からないものを分からないまま放置しませんし、出来るためには手段を選ばず解決に走ります。そして分かったことを別の問題で練習するようにします。

 

 

こうなってくると、2~3個分からなくても「まぁいいか・・・」ってなってしまう子と勉強量が3倍違ってきます。多分大げさではなく。しかも時間を掛けるところが「もう分かっていることの繰り返し」ではなく、「新たに出てきた分からないものの獲得」なので非常に効率的に点数を上げていくことが出来ます。

 

 

これもまた野球にたとえるなら、「新しい投げ方を自ら聞きにいってコーチに教えてもらい、その投げ方をいろいろな方法(例えばコーチに見てもらったり録画して確認したり)で練習して磨き自分のものにして行く感じです。多分。

 

 

勉強でもスポーツでもそうですが、「自ら自分の力を高める」ことを止めて満足してしまう子は、どこかで止まります。もったいない、超もったいないですよね!!

 

そこをぶち破れるためのわかりやすい目標が100点を目指すということです。ぶち破っていきましょう!

 

 

 

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