ガチ目の本 その4 建築系の月刊誌
2021年05月08日
昔ほどの人気にはさすがに翳りが見えますが、建築士も人気のある資格です。
というわけで、今回はこちら。
『建築ジャーナル』です。
どの程度、建築業界の人に読まれているのかさっぱり分からないのですが、比較的内容が分かりやすいので買ってみました。
建築と一口に言っても非常に幅広く、設計士さんから現場の職人さんまで、そして個人宅から巨大ドームまであります。いざ「本格的な本を」と探すとすぐ構造計算やら法令やら・・・の本に行き着いてしまいます。難し過ぎますので、今回は雑誌です。
建築に興味がある子には少し手に取ってみてもらいたいですが、内容は都市設計の話から個人宅、有名デザイナーの作品まで広く浅く載っているので、素人がみても興味深いです。
コラムの↑こういうの、もう完全に哲学、社会学、文化人類学用語なんで個人的には大変興奮しますが笑、実は共通テストの現代文はこうした内容の建築関係の文が非常によく出題されます。建築と芸術、建築と思想、建築と歴史、建築と文化・・・と枚挙に暇がありません。こうした懐の深さが建築のすごさかも。
こうした図面なんかも紹介されているので、ちょっと眺めてみるだけでも面白いものです。
ふと気づけば私たちの身の回りには建築があふれていますし、それら1つ1つが誰かの仕事でできています。そして今後も「より快適でより頑丈でより美しい」建築が終わることなく求められていくでしょうから、その時々で大変さは異なるでしょうが食いっぱぐれることも(業界としては)なさそうです。
ともあれ、とりあえず「こんなこと考えたりもするんだ」ということがたくさんありますので、ぜひみてみてください。
※就職ということを考えると、それこそ個人住宅なのか巨大ゼネコンなのかで全く違ってきますよね。同じ1級建築士資格を持っていたとしても、積水ハウスで個人宅の設計をする人もいれば港湾の設計をする人もいるわけで、単に「資格を取ろう」と言うより「どのジャンルを学ぶか」が非常に大切になってきます。(そして場合によっては資格を取るよりどの大学どの学部を出たかの方が大事だったりします)このあたりはまたいずれ。