中間・1学期末テスト後の動き/中間テストがない学校
2024年06月02日
中学も高校もですが、中間テスト前と後で生活を変えないようにしましょう。テスト後に最も大切なことはテスト直しよりもなによりも、テスト前の勉強時間を維持することです。ここが出来る子とそうでない子の差です。
中学生~高1までは、まだ今回のテスト後にその動きが出来ればOKです。間に合います。高校2年生以降になってしまうと、習慣を変えることが出来たとしても取り戻して追いつくこと自体がそもそも大変なはずです。限りなく手遅れに近いです。が、唯一方法があります。夏休み「まで」に高1前半までの復習を出来ればかなり状況は改善します。夏休みで追いつけますので。ここを逃すと本当に手遅れです。
そして中3生は、テスト後に塾に置いてある入試問題集から中1・2の理社の復習を夏休み「まで」にやってください。英数国は中3の内容が入っていない問題を選び出すのは難しいですが、理社は明らかに中1・2の内容だと分かります。これを夏休み「まで」にやるのです。夏休みにやろうと思っていたらそれはもう遅いです。夏休みは思ったほど復習に時間を使えません。特に8月もお盆を過ぎるともう期末テスト2週間前です。
このあたりのスケジュール感は生徒のみなさん自身がなかなか持ちづらいと思います。塾でももちろん発破をかけるのですが、おうちでも声かけをお願いします。
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一方、中間テストがない学校も増えてきています。中間テストがない二期制(前期後期制)の学校は、ものすごく勉強しなくなります。想像でも予測でもなく事実です。学校から「勉強」の文字が消えます。周りが勉強しない子だらけになっていき、自分だけでモチベーションを維持することが難しくなります。
この傾向は、部活動の外部化とリンクしています。(細かい事は書けませんがそこは察してください。)すると、進学とは何の関係もない外部コーチが年中部活をやらせるようになります。これは自戒を込めて書きますが、大人が子どもに対応するとき、子どもを自分の思うとおりに動かそうとすることが目的化してしまう瞬間があります。何度も経験してきてそのたびに後悔して落ち込んで・・・と、僕の話はどうでもいいです。何をどうしようと自由なのでいいのですが、少なくとも国公立大学を目指すのであれば、勉強を最優先で考えてください。「勉強以外をするな」といっているのではありません。「優先順位をはっきり決めてください」という話です。国公立大学に進学するのは、野球で言えば甲子園を目指すようなものです。進学校というのは、県岐商の野球部が野球をやっているくらいの時間を勉強に充てる場所です。その土台を中学で遊んでいて作れるはずがありません。高校から野球を始めて県岐商でレギュラーになるのは難しいですよね。同じ事です。そしてこれは親の仕事であり責任だと思います。
子どもがやりたい事をやらせてあげたい気持ちは痛いほど分かるのですが。
学校も外部コーチも、そして塾も、みなさんのお子さんの将来の責任は誰もとってくれません。お子さんの将来を本気で考えられるのは親だけです。
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そうやって一生懸命我が子のことを考えてお父さんお母さんももがいていらっしゃる事と思います。少しでも助けになりたいです。困ったら、ぜひ声をかけてください。何か出来ないか一緒に考えさせてください。少なくとも、親の次くらいにはあなたのお子さんのことを考えている自信があります。