思いがけないところで間違える超級英語数学の秘密
2025年09月28日
中学生の授業で「超級英語・超級数学」を毎月やっています。
普段の授業では扱わない、ちょっとレベルの高めの問題をやるのですが、一番の目的は「難しいぃ~どうやってやるんだこれ??」と、四苦八苦してほしいという点にあります。
学年1桁クラスの子って、たいてい「ほとんど知ってる・できる」状態で勉強をしていて、単に「ミスを出さない」勝負になってて結構つまらないんですよね。「ミスらない勉強」も大切ですが、「思考力をぐわんぐわん働かせる」勉強を月1回くらい頑張ってほしいわけです。学年10~20番くらいの子が輝くような解答を出してくることもあって、大きな飛躍のきっかけになったりもします。(難しい問題wをやるときの方がミスが減るというのもまた面白い現象です)
それはそれとして、やった後に間違っていたところを自力で直して講師に○をつけてもらう、分からなかったら聞くという「全マル」自体は超級でも同じようにやるのですが、結構「思いもよらないミス」がそこで発見されたりします。
中1英語でわかりやすい例を出してみます。
歩く ○walk → ×wolk
(働くworkとごっちゃになってる)
なんてのがよくあるんですが、できる子なんかは意外にこれに気付かなかったりします。
自分では合ってるつもりで
あい うおーく つー スクール
I wolk to school.
なんて書いちゃいますよね。間違ってますけど。本人は合ってるるつもりで書いてます。
で、答え合わせて
「あい うおーく つー すくーる」
って聞いて、「あ、合ってた。○」ってやっちゃうわけです。
思った通りの答を聞くから、そりゃ○にしちゃいますよね。
上位層に結構ありがちなミスです。
テストが返ってきても、ちょっと減点されるだけだからなかなか気づけない。
だから、人の目が必要になってきます。
他の人の目があると、「あれ?なんか変」ってすぐ気づけます。見たことない文字列なので、すごく違和感があるんですね。
今週は1週間ずっと一人一人のプリントを全部端から端まで見て、こうした間違いをたくさん発見して直してもらいました。戻された子は「う、めんどい・・・」って思ったかもしれませんが、こうした地道なミスの発見はとても大切なので、「自分が思った以上にミスがある」ということ、大事にしてくださいね。
プリントには一人一人コメントを書いてますので、目を通してくれるとうれしいです☺

