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点数が伸びないとか、共テ前で焦っている高3生へ

C・D判定が普通

 

誰でも焦ります。

もうすぐ共テですからね。

 

 

「先日の模試の判定が・・・」

「今日やった共テパックの点数が・・・」

 

 

とか、みんなが同じように焦っています。

 

 

まず心に留めておいて欲しいのは、この時期は「みんなが焦っている」という事実です。

 

 

志望大学A判定余裕!って子は100人中1人もいないとおもいます。

 

 

 

「でもA判定の人だっているじゃん!!」

って思うかもしれませんが、実際は

 

 

「岐大でA判定→名大でC判定→やっぱり岐大に下げてA判定」

 

 

 

みたいな人がこの時期に第一志望でA判定を取っている人の正体です。そんな子は数%しかいません。

 

 

 

つまり、高みを目指している子たちがC判定やD判定でギリギリの勝負をしているのがこの時期普通なんです。

 

 

とても大切な図なので、敢えてこの時期に出しておきます。

 

 

画像

 

僕ら塾講師がD判定でも諦めない理由がここにあります。(この図のイメージはちょっとインチキで、実際はE判定ゾーンはもっと広いです。A~Dまでに入っているだけでかなり上位なんです)

 

 

いいですか?

 

 

D判定でも3分の1くらいは受かるんです。(逆に言えばA判定でも5人中1人くらいは落ちることもあるから気を抜いたらダメ)

 

今、ここで焦って降りる時期じゃないですよね?まだ何の結果も出てない!

 

 

みんな一緒で辛い時期ですが、絶対にここで降りたらダメです。

勝負は負けて降りるんじゃない、降りたやつから負けが確定していくんです。

 

 

・志望先を下げる

・無力感でやる気を削がれる

 

 

これらはみなさんを襲ってくる悪魔のささやきです。キミが弱いんじゃない。みんな同じ。ここで踏ん張った物が挑戦権を得る。

 

 

本当に出願先を変えるかどうかは共テの結果が出てからで十分です。

 

 

今考えることは共テで少しでもいいパフォーマンスをすること。

 

 

ここで、部活の試合や大会のことをかんがえてみましょう。

 

 

本番直前、どうするべきだと思いますか?

 

試合前だからって基礎練を飛ばしていきなり試合形式で本気になったら怪我をします。

ちゃんと基本のストレッチやったり基礎練をやって、そのうえで実戦形式に臨みますよね。

 

 

勉強も同じです。

 

 

いまは大きな大会の直前期。まずはいつも通り、「普段やっていることを普段通りやる」ということを心がけてください。最もパフォーマンスを発揮できるのは「いつも通りやっている人」です。

 

 

 

今最も成果がでている人は「下がっていない人」

 

そして、この時期になると共テの点数はなかなか伸びません。

 

 

これも当たり前です。

 

 

 

勉強というのは、そんなに簡単に伸びる物ではないですよね。何週間、何ヶ月もかかるものです。

 

 

最近特に伸びない「気がしている」のは、模試や演習で点数を出す機会が多いからです。

 

 

高3の前半までは全科目そろって点数を出すのは数ヶ月に1回でした。

 

 

今はほぼ毎日のように何らかの点数を出していますよね。時間の刻み方が全然違うんです。

 

 

こういうときに焦って「前みたいに伸びない!」って、勘違いしちゃダメなんです。

 

 

今大切な事は、

 

「昨日と同じ点数を出せているか」

 

という1点につきます。

昨日と同じなら成功です。

下がったらラッキーです。下がったところを復習する。それだけです。本番前に気づけて良かったじゃん。

 

 

・・・って考えたら、今練習段階で点数がなぜか取れちゃう方がマイナスなんです、実は。

 

 

大舞台に臨む前に大切な事、それは昨日と変わらない日常をキチンと遅れていること。

 

 

共通テストは国の税金を大量に使って日本で最もシビアにみなさんの力を測りに来ます。

 

・奇跡が起こってなぜかいつもより50点あがってしまう

 

なんてことはありません。残念ですが。

 

共テは徹底的に作り込まれていて、きれいに正規分布ができるよう計算し尽くされています。そういうものです。それが国が作るテストなんです。

 

実際の共テでは次の二つのことしか起きません。

 

・いつも通りの点数を出せる

・緊張や焦りでいつもより悪くなる

 

どっちかです。どっちがいいですか?

二択なら、もちろん「いつも通りの点数を出せる」しかありませんよね。

 

それに必要なのが「いつも通り」の平常心なんです。

 

 

本番緊張したらどうしよう・・・と不安なキミへ

 

 

気持ち分かります。緊張で頭真っ白・・・みたいな恐怖。

 

でも安心してください。これ、山ほど研究があって、

 

「人間の極限緊張状態は長くても数分」

 

ということが分かっています。

 

理由は簡単。人間に緊張をもたらす神経伝達物質・ホルモンの主役は

  • アドレナリン

  • ノルアドレナリン

  • コルチゾール

です。(生物ででてきましたね!?)

 

これらが何十分もでたら死にます。だからそんなに長く緊張状態は続きません。

 

過去、毎年20万人が受ける共通一次・センター試験・共通テストをとおして緊張で死んだ人は1人もいません。

 

 

試験開始の数分、仮に頭が真っ白になっても、影響は微々たる物です。

でも、その影響すら受けたくないですよね?分かります。安心してください。

 

まずは本番、自分の受験番号を落ち着いてマークしてください。

名前を丁寧に書いてください。

 

それで十分です。その間に緊張の数分は過ぎます。

試験開始のときは既にマックス緊張状態は過ぎています。そういうもんです。

 

 

 

 

焦っている高3生へ、少しでも気が楽になってくれればうれしいです。

この記事に誇張表現は一切ありません。全て本当のことを書いています。信じてくれて大丈夫です。

 

 

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