勉強時間はどれくらいがいいの?
2019年10月15日
最近面談を高校生中心に行っています。
勉強時間は?と聞くと、「2~3」という子が時々います。まぁだいたい3割くらいは盛って話してるでしょうから、実際は1.5~2.5ってところでしょうか。
とりあえず、少ないです。勉強時間は最低でも4~5時間、平日で確保してください。
これは、根性論ではなく、学校の勉強にキチンとついていく=上位の順位をとるために必要な勉強量を合理的に考えた結果の数字です。これだけ必要だから言っています。合理的なので、キチンと内訳も話しています。なにに何時間、そのうちこれを何時間、と。
高校生になってから急にそれをやり出すことが出来る子はいいですが、そうでない子はなかなか難しいかも知れませんね。10人にこの話をして、実行してくれるのは半分~8割くらいでしょうか。実行してくれたらそれは伸びます。当然です。必要なことをこれだけやってね、といって、それをやってくれるわけですから。
ここから、開智塾に来ている高校生、特に1年生に向けて書きます。
ちょっと細かい話になりますが、高校に入ってから「あれ?こいつこんなにできたっけ?」という子が何人かいますね。言わないだけで心の中で分かっているはずです。特に、高校から来てくれるようになった子は、「中学の時は俺の方が上だったのに・・・いつの間にか抜かれている」ってヤツです。
それにはキチンと理由があります。
高校入試を目指して勉強していたか、大学入試を目指していたかの違いです。
暗記にしろ数学の勉強にしろ、高校に入ってからどうすべきか、また、普段からどうやって行くかと言うことを常日頃からやってきているからです。
高校に入って他の子たちの勉強の様子、自習室に来て是非見てください。そこにできるだけ早く自分を合わせてください。少しでも早く追いつきましょう。
そしてもう一つ。
これ、特に他の塾から変わってきてくれた子に向けてです。
塾をどういう場と思っているのか分かりませんが、週に何回か授業を受けて、その結果点数が上がると思っているなら大間違いです。少なくとも開智塾の「授業そのもの」に、なにもせずただ来て座っているだけで点数が上がる特別なものはなにもありません。
そして、そもそもきみたちの体のどこかにやる気スイッチがあるとも思っていません。ので、勉強にやる気なんぞ求めません。ずーーーっと言ってきています。
やる気があろうがなかろうが、一定量を生活習慣としてやる事が大事なんです。その量が、中学のうちに4~5時間に持って行ければ、高校入ってから少なくとも勉強時間で苦労することはありません。というか、高校生になってから1日の勉強時間2時間とかってやばすぎっす。
開智塾は、授業以外の時間も含めて開智塾です。きらびやかな授業を受けて成績が上がるというのを想像しているなら他に行った方がいいです。僕らは、勉強とは毎日地道にコツコツ積み上げる物だと思っていますし、その子のステージによって悩みや勉強法はどんどん変わっていく物だと思っています。常に変化し続けて行く環境やステージに応じ、互いに話をしながら少しずつ前へ進んでいく手助けをするのが塾だと思ってやっています。
生徒の皆さんは自分の力でがんばっていると思っているでしょうが・・・けっこう、裏でお父さんやお母さんから相談を受けてたりしますよ。メールとかでこっそりご相談もらったり。「子どもには内緒で」なんて話結構ありますしね。お父さんお母さんに感謝しましょうね。
面談の話の中で、「中学校の時に行ってた塾で、勉強方法とか悩みとか相談したことないの?」と聞いて見ると、「・・・いや、ないです」って子が多いんです。まじで衝撃受けます。
使ってくださいね、開智塾。まじで。あなたのための!あなたのための!開智塾でございます!