学歴による就職の違い
2019年12月02日
(ここでの学歴は、大学の偏差値の話です。高卒については触れませんし、そもそもあまり知りません。ごめんなさい。)
親塾でのアンケートで、こちらもいくつかあった質問です。
ざっくりいきますよ。もちろん会社や業種によって個別の事情はおおおおおおおお大きく異なります。ざっくりです。ざっくり。
就職活動は、凄まじいまでに偏差値による差があります。(で、偏差値下位の人はその差にほとんど気づけません)
偏差値、すなわち採用の時期が早い順でグループ分けします。(勝手なグループ分けですので一般性はありません)
グループA
東大京大一橋東工大阪大早慶同
グループB
旧帝大、六大学上位、関関立
ここまでは、基本的に一部上場企業が、本気で取りに来ます。(が、決して「入れる」と決まったわけではありません。「こいつダメやな」ってなったら普通に落とされます。)
グループAとBの違いは、入りやすさであったり、入ったあとの最初の配置など(期待値ですね)が違う。
企業側の採用活動も、「ここは必死に取りたい!」大学なので、早くから水面下で活動しています。合同企業説明会のような催しには参加しなくても、会社側から勝手にコンタクトを取ってきます。別枠採用ですね。ただし、ある意味ハイレベルな戦いになりますから、強い子はいくつも内定をもらいますし、もらえない子は全然もらえません。敵がハイレベルなので、そこは逆にきついかも。
ここから先は、私立大まで書くと大変なのでおおまかに偏差値を照らし合わせてみてください。
グループC
準旧帝大ランク
神戸、横国、千葉、名市、名工・・・などです。近隣私立なら南山。
優秀な学生はここから一部上場企業に入りますが、人数はぐっと減ります。一部上場のなかでも、core30に入るのはかなり厳しいと思います。そこで、例えばトヨタグループを例に出すと、アイシンとかデンソーとか、そういった企業に入る子が増えてきます。いや、もちろん十分超優良企業です。一生安泰なのは間違いないでしょう。・・・という安泰神話がどこまで通用するのか分かりませんけどね・・・
グループD
地方国立大ランクその1(旧制1期校)
新潟、金沢・・・
地方国立大ランクその2(旧制2期校)
岐阜、富山、福井・・・
大きな区別があるわけではありませんが、歴史の古い企業ではなんとなく差がある場合もあります。1期校の方が有利な場合があります。
地元で有名な企業や、巨大グループの子会社、孫会社への入社がメインになります。(必ずしも優良・・・とは限りません。上場してなければ決算の開示義務がありませんので、分からないんです)
上記の1期校2期校の区別が、必ずしも偏差値に反映されているわけでもありませんし、愛知教育大学のような特殊な事情で2期校の場合などは該当しません。あくまでも「地方国立大学」の話です。
(受験スラングでは宮廷→旧帝国大学、駅弁→地方国立大学を指します)
グループE
地方公立大学、地方有名私大(近隣だと名城とか)
はっきり言いますよ!?悪くはないのですが、学歴の看板にあまり効果がありません。就職先は地元の有名企業から始まって、まぁ色々。このあたりのランクの大学は、本当に真面目で優秀な子(たまたま受験が失敗したとかで入った)と、マジで遊び狂って過ごした子の違いがすごく大きいので、就職での会社の差がとても大きいです。採用する側もそこら辺はよく分かっています。上下で偏差値が30くらい違う事は重々承知していますから、きちんと大学で勉強し、専門分野を磨くとか、文系なら留学するとか資格を取るとか、きちんとスキルを身につけることが重要です。←ここ大事
これ以上は書かないようにしておきます。。。