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国語力のためにしておきたいこと

国語の対策です。

 

 

問題に対してどう答えるかなどの技術的なところは授業中にやるとして、それ以外のところで日常的にやれることとしていくつか。

 

 

 

まず読書です。本を読んだからと言ってすぐ点数があがるわけではありませんが、読まない子は確実に弱いです。漢字や語彙の力がどうしても弱いのです。

 

 

 

そこで、中1くらいまでのお子さんには今からでも遅くないので読書をさせるようにしてあげてください。なかなか読めと言っても読まないでしょうから、塾の自習室で必ず15分でも30分でも「勉強の一環として」読んでくるようにしていただけると良いと思います。読んだフリが出来てしまいますので、時々チェックして頂けるとありがたいです。あくまでも勉強なので。

 

 

読む本ですが、新潮の100冊をおすすめします。

 

新潮文庫の100冊 2021

(見づらいサイトですみません、僕が悪いわけではありません)

 

 

最近の流行作家も押さえていますが、やはり重鎮というか、歴史的な名作もしっかり押さえてくれていますので、非常にいいラインナップだと思います。面白い物そうでない物いろいろありますが、1年かけて100冊読むみたいなことが出来ると最高です。

 

新潮以外にもこうしたシリーズはやっていますが、新潮が1番いいと思います。

 

ただしこれらは全て小説ですので、評論(説明文)読解にはちょい弱いです。そこで、新書です。以前にも紹介していますが、

 

中公新書(オタク・大人向け)

岩波新書(高校生ならいけるか?)

講談社現代新書(結構読みやすい、中学生もいけるかも)

集英社新書(ぬるめ、中学生、あるいは小学生でも大丈夫)※

講談社ブルーバックス(理系好きなキッズに)

※集英社新書は内容が(思想的に・学術的に)過激なものが結構紛れているので、保護者検閲が必要な気がします。香山リカとか広瀬隆とか辻元清美とかとか

 

などなど、他にも各社新書ブランドを持っていますので、本屋さんで面白そうな物を手に取って見てみると良いと思います。1冊2日もあれば読めます。近隣だと各務原カルコス、未来屋書店(イオン)あたりがたくさんそろえてくれています。

 

あ、新書は古い物も多いので、出版日を確認して新しいものを読みましょう。

 

 

 

塾の本コーナーには、そうした本はもちろん、小中学生にも読みやすい児童文学や、逆に素人お断りな専門家向け業界誌、大学入学して最初に買う教科書も置いていますので、ぜひ読んでみてください。つまるつまらないではなく、勉強として読みましょう。

 

 

 

また、漢字や語彙力を手っ取り早くきたえるには漢字検定の勉強がいいと思います。漢字検定の級自体は入試にプラスになりませんが、○級に合格するとか、○級はだいたい中学生くらいの内容であるとか、勉強しやすいのは確かです。ただ漢字を書くだけでなく言葉の意味もそれなりに分かっていないと書けないので、何かと勉強になります。

 

 

 

 

 

それともう一つ。口数が少ない子も国語は弱いです。3者面談などをする際に、お子さんに質問をしているのにお母さんが答えてしまうような傾向があるとどうしてもお子さん自身がしゃべらなくなるようです。お子さんが一緒にいる場では、できるだけお子さんにしゃべらせてあげるようにしてください。面談でもそうですし、家族でお出かけしたときなどの店員さんとの会話など、できるだけ機会を見つけてお子さんが発言する場を設けることは大切だと思います。

 

 

 

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