筆記具の基本、現在のマストバイ
2022年05月29日
勉強するときに、これははかどる!という筆記具(2022年5月時点)をご紹介します。
今回は基礎中の基礎編、シャーペン、消しゴムです。
まずはシャープペンから。製図用推しです。
関係ないですがシャープペンシルというのが「SHARP」開発という話は有名ですが(真実かどうかはさておき)どうやら商標登録はされていないので和名:シャープペン、英名:メカニカルペンシルでいいようです。発声はシャーペンですかね。ところが今の子たちは発音だけじゃなく記載も「シャーペン」が標準とききました。ほんまかいな。
で、現時点の俺的シャーペンナンバーワンは
ステッドラー 925-25 または925-35です!
お値段は税込み1320円、この安定感でこの値段は安い。製図用なのですが、これの色違いだけで4本くらい持っています。
アルミボディ、低重心、しっかりした金属グリップ、先の長い製図用4㎜芯先パイプで書いているところが見やすいなどなど、使ってみると分かる優れものです。
クルトガ(芯が回っていつもとがった状態になる)やパイロットS30のような自動芯繰り出し機構などはありませんので、後ろをカチカチやるしかないのですが、まぁとにかく使いやすい。さすがドイツ製。
唯一難点なのは、打ち所が悪いと芯パイプが折れて使えなくなること。先の金具だけ500円くらいで交換できるみたいですが、製図用はこういうモノなので仕方がない。
パイロットS20、S30
パイロットのシャーペンのSシリーズ(製図用)は、S3、S5、S10、S20、S30のラインナップがありますが、S20とS30が木軸です。(S3は300円、S5は500円、S10は1000円、S20は2000円、S30は3000円というわかり易い値段設定)
何と言ってもS20とS30の木の手触り、風合いですよね。これがいいです。両方持ってます。本物の木をプラスチックで浸して固め、削り出したとかなんとか。これも製図用なので芯先パイプは長さ4㎜、書きながら、みやすい。また、本体の形が手に合うS字カーブ(あ、だからSシリーズなの?)を緩やかに描きつつ低重心で書いていてストレスがないです。
S30は芯パイプから芯を出し切らず、金属パイプに覆われた状態のまま書くので折れにくい。orenzと同じ要領ですね。でもS30にはなんと、最初にノックしてから芯を1本使い切るまで自動で芯が繰り出されるという機能がついています。だから最初の1回以降、芯を1本使い切るまでノックがいらない。しかも芯パイプはしまい込むことができるので、持ち運びの際にうっかり落としてパイプが折れる心配がない。
・・・ですが、ノートの紙面に金属が当たり続けるシステムですので、ここら辺の書き心地は人によるとおもいます。個人的にはあまり・・・。なのでS30については試し書きをしてから購入することをお勧めしたいのですが、万引き防止や破損防止のためほとんどのお店で現物を手に取ることはできません。試し書きしたい人は来てね。S20とS30だったらS20の方が好き。自動芯出し機構はついてないからカチカチやらなきゃいけない、落としたら芯先パイプが死ぬけど。
消しゴム編
一番消しやすいのは地味ですが
KOKUYO RESAREプレミアム です。
製品ページは素っ気ない、リサーレという雑なネーミング(ERASERを逆から読んだだけ)、パッケージや色彩はダサい、特にこれと言った特徴もない昭和感満載のスタイル、やる気あんのかって感じからは想像もつかない、素晴らしい消しゴムです。値段も120円とかそれくらいでごく普通ですが、めちゃくちゃいいのでおすすめです。コクヨさん、これは誇っていい。
(RESAREはいくつかシリーズがありますが、この昭和色の「プレミアム」がおすすめです)
KOKUYOはいろいろなシリーズを出してきてブランド展開をしています。
各社製品にほとんど差がない文具の世界の中でも際立って品質がいいのは間違いないのです。
ですが、ノート5冊300円で買えちゃう世の中で「書き心地が他社より絶妙にいいんですよ!」と言っても売れないのが文具。
そこで、高付加価値イメージ戦略に注力しているのがKOKUYOさんなのです。
その発想は分かる。分かるんだけど、高い。高いっつーか、たけえ。
MEシリーズ A5ノート500円
PERPANEPシリーズに至ってはノート1冊900円、税込み990円ですよ。買うか?(ちなみにこのシリーズの万年筆、PLATINUMの激安万年筆プレピー400円なり。ここら辺の値段設定感覚が謎すぎる。)
と、まるで株主のような入れ込みようですが株は持ってません。でもKOKUYO製品は大好きで、なんだんかんだでMEシリーズ結構持ってます。頑張ってほしい。
次点で、
MONO TOUGH(モノタフ)
コクヨのリサーレを発見するまでは絶対王者(俺調べ)だったMONO TOUGH。
MONO消しのやや堅い版で、大きさも大小あって両方持ってます。消しゴムといえばついRaderと言いたくなるのですが正直あまり消えやすいとは思いません。消しゴムとしての本来の機能、「消える」と言うことから言えばMONOシリーズが圧勝だと思うのですが、その中でもこのMONO TOUGHは、絶妙に堅く、力を入れてもよれないのでぐいぐい消していけます。ケースの紙がめくりやすいとかはこの際どうでも良いです。
そういや、MONOシリーズは日本初(だっけ?)の「色彩のみからなる商標」を登録しましたね。この特徴的な色使い(青・白・黒の三本線)そのものが商標登録されています。もはやほぼ全ての日本人がこの色の組み合わせをみたら「MONO」だと分かると言うことですね。KOKUYOとはまた違ったブランディング戦略で面白いです。消しゴムのみならず、やたらこの色の組み合わせをプリントした製品をTOMBOWさんが販売しているのはそのためです。「この3本線があればMONOシリーズ、だから信頼できる」というわけです。
クソ忙しいのにどうでもいい話でした。