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2011.3.11

あの年に生まれた子たちは、もう5年生になりました。

 

 

リアルタイムで見ていた(見ているしか出来なかった)我々には、信じられないことが起こっている映像、音声、死者数、その後に続く原発のメルトダウン、爆発、避難の記憶が刻みこまれています。

 

 

でも今の子たちはほとんどそのことを知りません。驚くほど知らないです。しかたないです。時間の流れというのはそう言うものですから。どう伝えていいのか分からないほど、あまりにも強烈過ぎました。

 

 

 

もし可能であれば、震災や津波の恐怖、その時何が映像で流れていたかを今からでも語ってあげてください。上空のヘリから見下ろす、走って逃げる人や車が津波に飲み込まれていく様子。避難した高台から「逃げてー!」と叫ぶ目の前で波に飲み込まれて人や家々。流出した重油に引火して夜通し燃え続ける市街地。ある日突然家族が消えて、いまだに骨も見つかっていない人がたくさんいること。

 

もちろんyoutubeを見ればいくらでも当時の映像が出てくるのですが、個人的には小さな子に怖い映像を見せるのはあまり良くないと思っています。と同時に、お父さんお母さんの目で見た耳で聞いた印象を語っていただいた方がいいと思うんですよね。何もかもが映像で「どう受け取るかはおまえ次第」みたいなのじゃなくていいと思うんです。特に災害や事故などは、そのおうちごとの伝え方があって良いと思います。

 

 

そして、その時たくさんの人が日本中から、世界中から駆けつけて支援の手を差し伸べ、お金を送ってくれたことも教えてあげてください。最近は途上国や被災地に支援する政府に文句を言う人もいるようですし・・・。悲しいことです。

 

 

(もちろんこの件については純粋な「助け合い」とは言いません。開発支援は、途上国などへの投資、将来に向けての関係構築の意味があります。いずれ日本に何らかの形で返ってくると言う計算がありますので、なおさら「他国に金やってる場合じゃないだろ!」と言う批判は的外れなんです)

 

 

日本政府を通じた東日本大震災義援金受付の御案内 – 内閣府 (cao.go.jp)

 

3.11 これからも、できること。| Yahoo! JAPAN / LINE (search311.jp)

 

 

 

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