夏休みならではの
2024年07月06日
夏休みも近づいてきました。ご家族での旅行計画もあると思います。
車の中、後ろで「まだー?」とかいいながらスマホ触ってるだけ・・・って光景が見えなくもないですが、せっかくですので旅行のついでにやれる、夏休みならではの勉強法を。
・旅行の行程(道順だけでもいい)を作らせてみる
そりゃスマホに入れれば一発なんですが、そこは敢えて地図を使って行き先までの道のりを作らせてみてください。車に乗るとナビで答え合わせできますね。
小6~中1・2くらいになると、距離に伴って時間の計算も出来ると思います。とはいえ信号待ちとか渋滞を考慮すると計算通りになりませんが、走行距離が長くなれば誤差も少なく収束するはず。(ホントか??)
あまりにヒントがないと難しいので、一般道30km/h、高速60km/hくらい、高速での渋滞は1kmあたり5分で計算すると割と妥当な数値に近づく気がします。旅行中に検証してより良い近似値があったら教えてくださいね。
・行き先の一つに公的な博物館・美術館・図書館などを組みこむ
おおよそ観光地的なところには博物館などがあるのですが、せっかくですから現地の県立や市立などの博物館や美術館を組みこんでみてください。
公共施設は、それを作るだけの理由があります。(例えば福井だと「恐竜の化石がでた」→「税金使って博物館作ろう!」ってことです。)出来れば解説などを読んだりもして90分くらい過ごしてくれると良いなと思います。
90分の根拠はそんなにありませんが、以前岐阜県美術館の方がそれくらいの観覧時間を目安に展示をしているという趣旨のことをおっしゃっていたので。あと疲れる。
図書館なんかもいいですね。近年は全国的に図書館にお金をかけるのが流行です。各地に変わった図書館が作られているので行ってみると良いと思います。たいていタダですし。旅行だからって何が何でも全て人だらけの観光地巡りじゃなくてもいいんじゃないですかね。親子共々疲れますし。どこか知らない土地の図書館で本を読んだ、勉強したってのもいい思い出になるんじゃないでしょうか。
夏休みは休館日に注意なのですが、たいてい何かイベントを組んでくれていることが多いようです。事前にチェックして何を見るのか決めて調べておくというのもいいですね。HPを見るだけでも十分だと思います。「今回の目玉はこれ!」って感じで書いてありますので。
・動植物系を採取
海とかで何か捕まえて持って帰ってくる系ですね。カゴやプラケースを持っていくのも良いと思います。
良いのですが、「帰ってきても絶対に外に出さない」と言うことも一緒に学んであげてください。
国内外来種について – 愛知県 (pref.aichi.jp)
ちなみに魚や蟹、植物なども家で死ぬまで飼ってあげるんですが、かわいそうですが死んだら生ゴミにしましょう。土に埋める・・・とかは実はあまり良くないです。「外来種」は生き物本体にくっついている微生物まで外来種ですからね。そこまで神経質にならなくても良いとは思うのですが、勉強の一環として。
お魚系は、プラケースでも持ち運べますし、移動中の車の揺れ程度には魚は全然耐えられます。ビニール袋に現地の水を3分の1ほど、空気を3分の2ほど入れて縛れば半日や1日程度は魚は生きていられます。短時間なら空気穴も不要です。長時間になるときは時々空気を入れ換えて水面をパシャパシャゆらして酸素を入れてやるだけで大丈夫です。生き物の場合大切なのは温度管理です。特に魚介類は温度が難しい。海水でもせいぜい25度前後、淡水なら多分もっと低い温度で生息しているでしょうから、高温にならないよう気をつけましょう。車の中に放置すると温度が上がって一発で死に、とんでもない腐臭で車内が地獄です。
家に持って帰ってきても飼い続けることは出来なくもないですが(海水も、「海水の素」が売ってます)非常にレベルが高いので、1~2日ブクブク入れて飼って死んでしまうくらいかなという感じがします。もしガチで飼いたいなら相談してください。
・着替えや身の回りに必要なものを自分で準備させる
旅行日程に合わせて何が必要か、自分で準備させてあげてください。たいてい自分専用のカバンがあると思いますので、どこに何を入れておくとか、下着は何枚くらい必要かとか、そういうことですね。スマホとSwitch、充電器だけ気にして後は全部親任せは良くないです。
準備不足で困るのもひとつの経験でしょう。本当に困ったら現地で買えばいいんです。
・現地のスーパーに行ってみる
これはちょっと個人的な趣味なんですが、遠出したときは現地ローカルのスーパーに行ったりするのも面白いです。
特に夏休み=お盆の時期なので、「岐阜では見ないな」ってものが店頭に並んでいたりします。
また、普段料理をされている方なら食品の棚の陳列の仕方で「あ、ここではこんなのが食卓に並ぶんだ」ってのが分かると思います。
また、「これなら岐阜でも売ってるわ」ってものでも、原産地が違っていたりします。流通ルートが違うんですね。そのあたりを推測してみるのも面白いものです。「あ、こいつ多分北陸道通ってきてるな!?」とかそんな感じです。
ローカルスーパーでは現地の人の方言を聞く事が出来たりします。普通に話している親子の声など、そこでしか知り得ない情報がスーパーにはたくさん転がっています。おすすめです。
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ちなみに以上の事は全て夏休みの自由研究化する事が可能です。最近は自由研究そのものが不要の学校も多いので不要なら不要でいいですが、出さなきゃいけないならこれらをまとめるだけで完了です。現地で買った物のラベルでも貼っておけば完璧でしょう。