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資本主義だから自習室に来いという話&自習時間グランプリ

この時期、二期制の中学生は(ほぼ)前期期末テストが終わり、三期制の中学生は夏休み明けの実力テストが終わり、高校生はこれから期末テストに突入していきます。

 

 

いずれにせよ、自習室に来て勉強する時期です。

 

 

以前も書きましたが、テスト前勉強するなんてのは当たり前のこととして、テスト直後に勉強するかどうかで差が付きます。差が付くところはそこしかないんです。

 

 

毎年ホント驚くんですが、例えばこの時期の中2や中3で、テストが終わったからといって自習室に来なくなるとか、ちょっと考えられない行動を取る子がいます。そりゃ成績下がるわ。

 

 

開智塾と言えど(というか、開智塾だからこそ)、たゆまぬ努力を続けなければ点数はすぐ落ちます。もうほとんど上昇余地がないですから。

 

 

430点から460点へと30点上げようと思ったらものすごく努力が必要ですが、30点下げるならほんのちょっと手を抜くだけでいい。1週間サボればすぐ30点くらい落ちます。そういう子は多分サボるのは1週間だけじゃないですからね。きっと次のテスト直前までサボり続けるでしょうから、そりゃ落ちます。

 

 

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アインシュタインが(いや、話題のそっちじゃなく、物理学者の方です)「人類最大の発明は複利である」といったとか。

 

 

複利とは、お金を預けたり借りたりしたときの金利に、さらに金利がかかることを言います。

 

 

金利1%で100万円を10年借りたら、「金利1%だから1年で1万円、じゃあ10年後は110万円で返せばいいんだね♪」ではなく、

 

100万円×1.01×1.01×1.01×1.01×・・・×1.01=1,104,622円

 

という計算をするわけです。

 

この手の話をするときは「意外と大きいよね!!」ってなるはずなんですが、超低金利時代なのでそんなに大きくないです。預金も借金も、単利(複利の反対語)なんてまずないので、どっちにしたって複利なんですが。

 

 

というか、複利はこの際どうでもよくって。

 

 

我々が生きている資本主義社会って、お金の奪い合い・・・ではなく、時間の奪い合いをしています。特に2000年以降はそれが加速していると思います。

 

 

 

ゲーム、ギャンブル、スマホ、動画サイト、、、これらは現代では全て「いかに時間を奪うか」を考えて設計されています。もう20年以上まえから我々はそういった世界の中で生きているのです。

 

 

「無料で遊べるゲーム!」・・・って、課金してないから損してないと思うでしょ?違うんです。確実に時間を奪われています。それが損です。開発側は、奪った時間をお金に換えています。広告費という名前のお金です。今やブラウザ、動画、ゲーム、なんにでも広告が付いていますね。みなさんに「時間」という大切なものを差し出させ、一見損をしていないように勘違いさせつつ、そこからしっかりお金を生み出す。それが現代です。

 

 

なぜ時間にそんなに価値があるのか?答は簡単です。時間だけは平等で限りがあるからです。

 

 

お金は残念ながら平等ではありません。生まれながらにして差が付いています。そして一時的に失ったとしても、また取り返すことができます。でも時間だけは世界中誰もが等しく24時間/1日で、失ったら返ってきません。価値の違いは明らかです。時間>お金です。

 

 

いま、いったい1日のどれだけをスマホに費やしているでしょうか?上に挙げたもの、ゲームやアプリ、動画サイト、全てスマホで完結します。そう言った意味で、人類最大の・・・かは分かりませんが、少なくともここ100年最大の発明はスマホでしょう。

 

 

偉そうに言ってますが単なる持論です。すみません。

 

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塾は、ある意味子どもたちから強制的に時間を奪って勉強に縛り付ける装置です。少なくとも僕は開智塾を「いかにして子どもたちの時間を奪うか」を考えて作ってきました。(ちょっと言葉は悪いですが、端的な表現と言うことでお許しを。)授業時間だけではありません。自習、全マル、超級の宿題、全部「しっかり時間がかかること」を考えて作ってきました。しっかり時間を掛けたものしかモノにならないと信じているからです。

 

 

かつてはその役割のかなりの部分を学校が担って、いくらかを家庭が担ってきました。

 

 

良い悪いは別にして、時代が変わって、学校も家庭もその力を失いました。

 

 

だから自習室に来て欲しいのです。

 

 

子どもたちを勉強から遠ざける最大の要因はスマホ、次は部活です。

 

 

どちらもとてもいい人の顔をしてみなさんの時間を奪いに来ます。本当にそれが良いものになるかどうかはみなさん次第です。使い方を間違えるととんでもない毒になります。

 

 

 

どれか一つを選べと言っているのではありません。優先順位を間違えないで、と言っています。

 

 

少なくとも点数を上げたい、または点数が良くないと思っている子は、勉強の優先順位を上げないと点数は上がりません。勉強は全て時間だからです。大切な事なのでもう一度言います。勉強は時間です。

 

 

京都大学、東北大学、中央大学、東京理科大学出身の人がみんな(まあ講師一同なんですが)同じ事を言っています。

 

 

時間を積み上げに来てください。何をやったら良いですか?暗記、全マル、宿題。以上です。それが入り口。

 

 

そこからさらに分からないことを質問してドンドン解決していけるかで、ようやく点数が上がるはしごに手をかけることができます。

 

 

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そんなわけで、夏休みの「自習時間グランプリ」です。

 

 

那加桜丘校

 

 

関校

てっぺん170Hに到達してるゥゥゥ!!

 

どちらの校舎も、ほぼ成績に比例しています。

来週からTOP3は表彰です!

 

あ、マステGETライン超えた子、好きなの持ってってね。○つけてあります。

 

 

 

 

 

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