自分で答え合わせをするときには
2020年05月22日
小さいうちから習慣化しておくとホントに大きな差になる事ですが、まず絶対に身にならない地獄の駄目さを誇るやり方は「間違いに赤で正解を書き込む」です。これはもうホントにだめです。何も分かっていないのに赤で書き込んで終わった気になってしまうからです。
(小学校でこのやり方を推奨されるのですが、それは管理の都合上、ほっとくわけにはいかないし、何もしないよりはましということでやっているだけです)
出来る限りはやくこの良くない習慣はバージョンアップしましょう。
間違いは、宝の山です。テスト前に見なおす・やり直すなどにももちろん活躍しますし、自分の弱点がそこに書いてあるわけですから、一歩引いてみれば自分の間違いの傾向もつかめます。だから、間違えたところを大事にしましょう。
ところがよくあるのが「正解や解説を見て理解しました」というパターンです。真面目にやっていてもなかなか伸びない子に多いです。何が正解か分かって覚えれば解決する科目・・・って実は少なくて、理科はもちろん社会でも、「正解がこれだということは分かったけど、なんで自分の回答が不正解なのか」を確認することもとても大切です。ここをきちんと確認しないと、自分で正しいと思ったことと解答集に書いてあるものと答えが共存している状態がまだ解消できていません。また次同じような問題で迷ってしまいます。
というわけで、自分でマル付けをするタイプの課題は「自分が間違えた理由を追及する」という点をテーマに取り組みましょう。これをやるかやらないかは本当に大きな差になります。