今年は厳しい!
2022年03月18日
国公立大の塾生合格率、今年は塾生の3分の1くらいになりそうです。
国公立大の倍率が3~4倍ということを考えたらこれでもいい方だけど・・・
ここしばらく6~8割の塾生合格率を数年間維持していたけどしゃーない。
数字を稼ぐために生徒の目標を無理に下げさせるわけにはいかない。
共通テストの結果を見て迷う子って、毎年必ず出てきます。受験である以上、それは仕方がない。
その時に、目標を下げるのかそのままがんばるのか、これは生徒によります。もちろん判定を見てどうこうってのはありますが、やっぱり大切なのは本人の納得です。
下げて後悔しないか。
受けて落ちたらどうするか。
そういったことを話して、様子をみています。
でも、ほとんどの場合は、本人の「こうしたい」って気持ちは決まってるんですよ。背中を押して欲しいだけ。
「なにびびっとんの、何が何でも逆転してこんかい!落ちたら来年再チャレンジやろうが!」
「最悪落ちて私立にいくことになっても後悔はないよな、ここの私立なら。なら思い切って死ぬ気で国立受けてこようか!」
「浪人するくらいならやっぱり下げた方がいい感じ?そう、それは賢明だと思うよ。私立はお金もかかるし、下げた大学行って精一杯頑張って4年楽しめばそれが1番だよ」
などなど、言い方はいろいろなんですが、ほとんどの場合生徒の反応は
「ですよね、がんばります!」
ってなります。
昨年の塾生で各務原西高校から一橋大に行った子がいました。それだけでももう衝撃ですよね。
学校の先生には二次出願のときランクダウンをすすめられたそうです。各務原西から一橋となると、どれだけ出来る子でも、もう未知数。データそのものが存在しないわけです。そんな冒険(に見える)学校としてはやめたほうがいいんじゃないか、名大でも十分じゃないか。先生の気持ちはよく分かります。決して数字稼ぎ※ではないと思います。
「学校では下げろって言われてるんですけどどう思いますか?」
と、彼はいつものぶっきらぼうな声で聞いてきました。
でも、僕は下げるなと即答しました。きっとその子は、下げたら後悔すると思ったからです。
「ダメだったら1年だけチャンスくれ」って親に言ってこい。ビビったら負けや!どーんと死んでこい!」と。
「わかりました、受かる気がしないですけどとにかくここ目指して頑張ってきたんで、受けてきます」
生きて帰ってきました。すげえ。ホントに現役で受かると思ってなかった笑
賭け、かもしれません。でもきっと彼はその賭けをするために3年間必死に打ち込んだんです。だから青春の1年(浪人生になるかも?)をBETして、一橋合格というリターンを得たわけです。
すごいですよね。超かっこいいじゃないですか。ビリギャルどころの騒ぎじゃないです。国立はガチンコなんです。
今年も共テのE判定・・・どころではない、H判定くらいをひっくり返して名市大に合格した子がいました。入試って、最後まで土俵に残り続ける勇気がすごく大事だと思います。ビビって土俵をおりたら負け確定なんですよね。土俵に残ったものの中から勝者が生まれるから、まずは土俵をおりないギリギリの判断が大切なんですよ。
※あのー、文句ってわけじゃないんですけど、高校の先生、国公立の数字を稼ぐために生徒の意志を無視しすぎじゃないですかね?本人納得してないけど高校の先生に下げろって言われたから下げますってパターンが近年多すぎてちょっとかわいそうです。