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成績はどうやら自習室にいる時間とほぼ比例するようです

 

 

写真はふせん祭り@那加桜丘校です。春休み、連日付せんはがしに勤しむ子らの姿が関でも那加桜丘でも繰り広げられています

 

 

1人で剥がした付せんが400枚を超えている子もチラホラ出てきました。おおう荒稼ぎ!!チョロいページでもどんどんやっていきましょう。

 

 

可能な限りまるつけの担当を増員して対応に当たっています。あと商品も増やしました!文具ヲタクとして胸はってお薦めの物がたくさんあります。

 

 

 

・・・と言う具合にいろいろな事を手変え品変えやるんですが、どうにもならない子もいます。「そもそも塾に来ない子」です。

 

 

 

授業ギリギリに来て、終わったらすぐ帰る。これじゃあ伸びないです。分からなかったポイント、絶対誰でもあるはずなんですが、多分放置しています。そして、分かったところをすぐ復習したり(全マル)、さらに強化する(宿題)習慣がなさ過ぎです。

 

 

 

特に高校生は、自習室にいる時間の多い子とそうでない子の成績差がはっきりします。そしておおよそ来ない子は来ないです。僕らもそれ以上は言えません。言っても聞かないなこれ、ってパターン、小中学生ならともかく高校生になるとさすがにお手上げです。首に縄をつけて・・・ってのは僕らでは無理です(おうちの方のお仕事です)。

 

 

 

ひょっとして「厳しく言ってやってください」というのを期待されているのかもしれませんが、現実はそんなに甘くないんです・・・。今の子たちは怒られること自体が苦手で、怒られてしまうともう全て閉ざしてしまうんです。今の子たちはほぼ小中学生の9年間を怒られることなく過ごしてきていますので、厳しくは出来ないんですね。では学校ではどうしてきたかというと、「自分なりに頑張って出来る範囲でいいよ」ってなってます。だから学力の格差が拡大しているんですね。

 

 

 

閑話休題。高校生は2月終わりくらいからほとんど学校がない状態なんですが、どちらの校舎でも毎日来る子は本当に毎日来て、ずっといます。数人ですが。ここ数年の国公立合格者の人たちも、上位はほとんど「自習室で過ごしている」ような人たちです。

 

 

 

最近ちょっと分かってきたのですが、「自習室に来たがらない」のは塾の自習室の環境が・・・とか言われるのでいろいろ改善したり観察したり話を聞いたりしてきたのですが、違いました。自習室がどうこうなのではなく、「自習室に行く=勉強する」になるから、「そもそもそんなに勉強したくない」と同義なんですよね。

 

 

 

そういえば、高校2年あたりって親は「2年後半から3年で頑張れば高校入試と同じように何とかなる」と油断する一方、子どもの方は「もう追いつける気がしない、やらない生活が長すぎて今さら勉強なんて出来やしない」という両方の意味で「勉強しなくなる時期」です。塾と最も認識がずれる時期ですね。ちなみに塾は高1終わり~高2はじめ頃はめちゃくちゃ焦っています。

 

 

 

もし成績が上がらないと思っている人は、自習室に来てこまめに質問してください。家でただひたすら分かっている問題を繰り返しなぞっているだけだったら成績は上がりませんよ。出来ない物ができるようになって初めて成績が伸びたと言えるんです。

 

 

 

かつて東大に合格した子が言っていました。

 

 

「自習室で質問できて一つでも分からないことをがわかるようめっちゃ儲けもん。家にいたら一つもない。」

 

 

って。これ、中3の時の発言です。

 

 

 

「あ、自分家でやる派なんで・・・」って言った横の子が高校入って速攻で成績ぶち抜かれ国公立行けなかったのは象徴的です。割とこのあたりは僕らはシビアに見ています。自習室に来ない子が家で毎日5時間とか勉強してるわけないので、毎日自習室で5時間、家も合わせたら7~8時間、それ以上勉強している子たちには敵いません(小学生は毎日3H、中学生は5Hが目標ですよ!)。「そんな子いるの?」と思うかもしれませんが、いますよ。今の開智塾の現役生にもいます。高校に入ってから伸びた子、そういう子です。

 

 

 

成績を変えるには日々の習慣を変えないとダメですよ。

 

 

 

 

 

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