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勉強のやる気スイ○チ

どこかで効いた表現なんですが、特定の会社を指すわけではありませんのであしからず。

 

 

まずそもそも、やる気スイッチなんて物は存在しません。特に勉強に関しては、好きな子が稀にいるだけでほとんどの子は最初からキライです。

 

 

「やる気スイッチ」なんて言葉を聞いてしまうと「我が子にもスイッチがあるんじゃないか」って探したくなる心情はすごくすごく痛いほど分かるのですが、残念ながらありません。

 

 

 

たとえばですよ、あくまで例ですのでポリティカルコレクトネス等々はこっち置いときまして。

 

 

これを読んでいただいているのが洗濯嫌いのお父さんだとします(好きだったらスミマセン、僕がキライなので)。年がら年中「洗濯して!ほら!誰だってやれば出来るから!毎日ちゃんとやって!」って言われ続けるわけです。挙げ句に「○○さんの旦那さんは毎日言わなくっても自分からやるんだって!すごいわね~」なんて言われるわけです。

 

で、やったとしましょう。次にこう言われます。「洗剤の量が多いわね」「しわを伸ばすようにしなきゃ」「裏返しになってるよ」「干したら夕方前に取り込まないと湿っちゃうじゃない」と。「うちの夫のやる気スイッチはどこにあるのかしらねぇ」

 

 

あるかーーー!!ってなりません??

 

 

これだけだと不平等なのでお母さんの例も出しておきます。「プラモデルな、作ろう。毎日。」今日から、今すぐ、毎日3時間は最低やりましょう、と。ガンプラだけじゃないですよ、カープラ、戦車、飛行機。バイクもあります。毎日作ってください。組み立てるときに「あー、そこはちぎるんじゃなくてちゃんとニッパー使ってさ、切った所を丁寧にヤスリかけてさ」「これってただ組み立てただけじゃん?ここ、ほら、パーツが微妙にずれてるじゃん」とか言われるわけですよ。「うちの奥さん、やる気スイッチさえ入ってくれればきちんとできると思うんだけどな~」とか「○○さんの奥さんはこういうのうまいらしいよ?」とか言われるわけですよ。

 

 

しるかーーーー!!ってなりません?

 

 

子どもたちにとっての勉強ってこんな感じなんです。

 

 

この例を見て「せめてやったあと少しでも誉めてくれたら」「大変さを分かってくれたら」って思いません?

 

 

ほとんどの保護者さんは、お子さんを誉めるということが出来ていない気がするんです。もちろん気持ちは分かります。十分分かります。分かった上で言っています。

 

 

やる気スイッチはやはりないんです。出来る事は一つ一つ誉めて、できたことを認めてあげて、次につながる事を前向きに話してあげることしかないんです。

 

 

でも、勉強には洗濯と違って、なんと盛大に誉められて賞賛されるコンテストがあります。それがテストです。テストは上がったり下がったりします。チャンスですよ。もちろん上がったら上がったで「もっとこうしたら良かったのに」って言いたくなるのが心情です。でも誉めてあげてください。全体で下がっていても、上がった科目、上がった単元、取れた問題、何か探して誉めてあげてください。それがやっと次につながります。下がった点数だけ見てあれこれ言ってもネガティブな感情しか残りません。

 

 

 

しかし誉めるためには、何か誉めるところを探さなければなりません。必要なのはスイッチじゃありません。覚悟です。何か成果を出させるまでは心を鬼にしてやらせる覚悟です。最初に書きました、「勉強が好きな子はいません」。だから、待ってたって誉めるタイミングはなかなかやってきません。ある程度やらせて、結果が何か出て、誉められて、そこでようやく「あ、おれってひょっとしてできるかも」って思えるんです。

 

 

 

「あなたの洗濯、こないだのコンテストで100人中20番だって!これすごくない??」「10番以内に入るためには、あとはアイロンのかけ方だって!これができたら10番入れるって!」の方が遥かにいい。そのためにはまず洗濯をやらせないとしょうがないんです。やってない人のスイッチを探したってない物はないんです。やらせてから誉めてやる気になるポイントを探しましょう。強いて言うならそれがスイッチです。スイッチは探す物ではなく周りの環境、人が作ってあげる物です。

 

 

 

しつこいようですが大切なのでもう一度言います。やる気スイッチは存在しません。まずは何が何でもやらせる(もちろん暴力や言葉のハラスメントはだめですよ?)。そして出てきた結果がなんであれ、努力してできたところを誉める。これしかないんです。「あまり無理にやらせると勉強がきらいになるかも」とか、そんなんいりません。最初からキライです。きらいなことだけどやらなきゃいけない事はやらなきゃいけない。それがまずスタートです。そのためには塾と保護者さま、双方の連携が特に重要になってきます。

 

 

 

最近誉めた例を少し。

 

 

 

追試だらけのクラスで「それぞれみんな何点足りなかった?1点?まじ?キミもキミもキミも!?めっちゃ成長したやん!!取りきるところまでいけたらマジ点数上がるから!!」

 

「こないだの期末から自習室に来て勉強する時間が増えた人手挙げて~!」「おー!3人、4人!すげーじゃん!!めっちゃ成長しとるやん!!」

 

 

どっちも結果は何も出てないんですけどね。でもがんばっている姿をちゃんと見てる人がいるよってのは伝えてあげたいなと思っています。(本題からそれちゃった)

 

 

 

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