最後までやりきらんと!
2019年05月17日
中2男子@関校の話。
今日の数学、宿題の答え合わせの最中に、ある男子の動きが気になりました。
(まるつけの時は前から一人一人をめっちゃ見てますからすぐ気づきます)
ある単元の計算問題、大半が×。おかしい、あの子は先週出来ていたはずなのに。
「S、ちょっとテキスト見せて」
みてみると、やり方がかなり乱雑です。塾の時間が迫ってきて慌ててやった感丸出しです(全てではなかったですが)。
「これいつやった?正直に言ってみ?」
「・・・エトエト、日曜くらいからムニャムニャ」
当然あとで呼んで2段階説教です。
授業のすぐ後に第1段階。めっちゃ厳しく言います。「おまえさ、こないだの期末の点数分かってんの?今度この点だったらマジでオレは知らんよ?自分でやらないヤツは開智塾は救わないよ??」
2時間後。別クラスの授業を終えて戻ってくると。
自習室で勉強しています。さっき出来なかった数学、他の先生に聞いたりしてどうにかこうにか、さっき穴だったところを埋めたようです。
「あんな、Sさ。おまえが1年生の時怠けて点数が下がったのはオレは知ってる。でも、最後のほうからきちんとやり出して、コツコツやってきたのも知ってる。今手を抜いたら、全部パーだぞ。学校の先生には、結果だけしか伝わらないから、『やっぱりSくんはダメだねぇ』って思われるのがイヤなんだよ。せっかく努力したんだから、それを分かって欲しいんだよ、オレは。そうだろ?最近ちゃんとやってきたじゃねーか」
「ここで手を抜いたら全部パーになる。聞いてすぐ分かるタイプじゃない、けれどコツコツやることがおまえのいいところじゃんか。ここを走りきらないでどうすんだよ」
でも、いい点もあったんです。ちゃんと誉めておきました。
「昔だったら、ちゃんとやれ!で終わってたんだけど、ちゃんとやるようになったからこそ、『最後までちゃんと走りきれ』って話になった。これは成長だろ?次のステップだからしっかりやろうな」
しまった!と思った所から直してくれればいいと思います。スタートはいつだって何度だって切れるはず。ここから新しいスタートを切って、きっと成長してくれるでしょう!(背も伸びてきたことだし(*^_^*))