一覧に戻る

全マルとはこんな感じです

講師がどんなに一生懸命説明しようと、生徒が自分で解けるようにならなければ何の価値もありません。ゼロです。無価値です。当たり前ですね。

 

 

生徒が自分で解けるために、どうしても必要なのは、

 

 

自分で手を動かして書いてみること、

書いて、

間違えたら直して、

また分からなければ説明を受けて、

そしてまた直し・・・

 

 

・・・という途方もない労力です。

 

 

これ以外に成績が伸びる方法はありません。

 

 

 

で、これをやっている塾があります。開智塾です。

 

 

 

開智塾では、これを地道に全科目全ページで繰り返した果てに、テキストの指定範囲が全部○になる事を「全マル」と呼んでいます。

 

 

 

普段使いの塾のテキストも、夏期講習のテキストも、全部全マルをやります。

 

 

 

どうやってやるかというと。

 

まずテキストのチェックが入ります。

 

 

付箋がついているところは、「自分ではあってると思ってマル付けをしたけれど、あとで講師のチェックにより間違いが発覚したページ」です。

 

 

開智塾といえども、普段は自分でマル付け(講師が答えを読み上げて、やってきた宿題の解答に○をつける)もします。これはこれで必要なことです。マル付けを人に任せると、どこが間違っていたのか自分で気づけません。

 

 

でも、「合っている」と思って○をつけますので、やっぱりマル付けミスが出ます。答えの聞き間違えもあります。

 

 

 

ので、定期的に講師のチェックが入ります。その結果が、上の写真の付箋です。

 

 

 

また、ここを直します。

 

 

 

直したところを講師がまたマル付けします。(2度目以降は全て講師によるマル付けです)

 

 

分からない事が出てきたらここで聞いたりします。計算過程を見たり、図が書かれているかなどもよく見るポイントですね。

 

 

あ、そもそも絶望的に字が汚い子はここで悪し様に罵られます笑

 

 

 

で、一人一人1科目ずつチェックを入れます。

 

 

 

 

 

同業者にはいつも「マジで言ってんの?」「なんか聞き間違えじゃないの?」と言われます。いや、生徒数数人程度なら出来ますが、100人単位で生徒がいる塾でこれをやっているところはないです。実際かなり大変です。テキストを見れば分かると思いますが、育伸社のシリウスをメインで使っています。あれを、全部○にするまで直しては○をつけ、直しては○をつけ・・・ってやるんですよ。狂気でしょ笑

 

 

 

そのためには時間もお金もかけます。お互いに泣くこともあります。怒られることも怒ることもあります。

 

 

 

でも、そうやって乗り越えて行くのが勉強でしょう。お互いに本気でやっていくんですよ。だから大変だけど、ちゃんとやってくれたら勉強は抜群に出来るようになります。どんなきれい事を言っている塾より、きちんと勉強のやり方が分かるようになります。自分で伸びていけるようになります。

 

 

 

友だち追加