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留学について

最近また「大学に入ってから留学したいです」と言う声を聞くことが増えてきました。とてもいいことですね。

 

 

 

まず中学や高校での留学ですが、目的は英語の点数アップというより「経験」と思ってください。大学生のように長期にわたって留学することは難しく短期が中心になると思いますので、海外文化に触れてなにがしかのモチベーションアップを図ることが主たる目的となるでしょう。現地の子たちとの交流など、目的にあったプログラムを探してみると良いと思います。1週間程度で20万円前後といったところでしょうか。斡旋業者さんは山ほどあって何がいいか、値段もまちまちでよく分からないのが正直なところです。信頼できる業者さんが1番ですので、もしご希望があればご相談ください。ご紹介いたします。お話を聞くだけでも大丈夫だそうですが、とある理由によりとても信頼できる業者さんですのでよく分からないところに頼むくらいならお薦めします。

 

 

そして大学での留学ですが、まず結論から。

 

・大学での留学は休学して1年行きましょう!

・英語を使って何かをしたいことと、英語や文化そのものを勉強の対象にすることは全く別物ですよ!

 

 

最近、千葉大学が全員留学を必須にしていますし、全員寮・オールイングリッシュでの授業などの施策を打ち出して大成功を収めている大学もありますので(国際教養大で検索)、語学についての注目は俄然高まっているといえるでしょう。各大学も大人の事情(?)で留学生を大量生産したい思惑が・・・という追い風もあります。

 

 

さて、話せるようになるためにはやはり1年くらい海外に留学した方が良いでしょう。2~3ヶ月の短期留学では、ちょっと弱いです。

 

 

また、どこの大学でも交換留学制度はあります。千葉大やマンモス私大じゃないと留学できないわけではありませんのでご安心ください。そして、一口に留学といっても、自分でお金を貯めて勝手に大学を休んでいく留学もあれば、大学の交換留学生制度(選考あり)を使って留学するということもありますので、いろいろです。交換留学(学内選考あり)について言うと、留学先は自分の大学と同じレベルの大学です。日本で少しでもいい大学に入った方が留学先もレベルの高い大学ということになります。

 

 

 

近年では、留学先の授業を単位認定する大学も増えてきていますので、まるまる1年遅れて・・・と言う事でもなくなってきていますので、個別に調べましょう。ちなみに、調べるのに最もいい手は大学に直接問い合わせることです。たいていの大学は受験生からの問い合わせには丁寧に答えてくれます。昔は大学の教務といえば(略

 

 

 

そして根本的な話ですが、英語が好きで外語大などに行きたいと思っている場合、大学で勉強する内容について調べてみましょう。塾に学部案内の本があります。

 

 

簡単に言うと、東京外語大(国立)、大阪大学外国語学部(旧大阪外語大)を筆頭に、国公立の外語系学部は

 

・入学した学科の言語や文化について専門的な勉強が出来る

・そもそも多くの学生が留学する前提なので、留学しやすい

 

というメリットがある一方、

 

・上位大学になるほど言語自体が勉強の対象になる(翻訳や通訳などの専門職になりたい人はこちら)

・英語、ドイツ語、フランス語などの有名な学科は非常に偏差値が高い

 

というデメリットがあります。また、

 

・カリキュラム上、大学の勉強だけで話せるようにはならない(ことが多い)

 

という事実も抑えておく必要があります。

 

よって、「英語を使って将来何か仕事をしたい」くらいのライトな(?)英語しゃべりたい勢の人は、例えば法学部に行く→留学で英語を身につける(留学先も法学部)→英語を話せる法学部生、という持って行き方が就職に有利だと思います。学部は法でも教育でも理系でも何でもOKです。上記の通り留学自体はどこの大学でもきちんとできます。要は、英語そのもののエキスパートになりたいのか、英語を使って何かをしたいのか、そこをはっきりさせて大学を決めましょうということですね。

 

 

 

1年留学するとなるとお金がかかります。フリーで行くと1年で200~300万(学費・生活費・渡航費用)くらいはかかるでしょう。そのかわり、日本の大学は1年休学して授業料はかかりません(卒業が1年遅れる)。場合によってはアパートとかも引き払っちゃいますね。その分の費用は浮いてきますので、実質差し引きするとそれほどかからないとも言えます。

 

 

一方で、大学での交換留学制度の対象となると、行った先ので学費は免除、日本の大学で単位認定される、などの代わりに日本の大学の学費は支払う必要があるなど、いろいろ細かく条件が変わってきますので、じっくり比較検討をする必要があります。

 

参考;留学費用の準備|京都大学

 

 

 

とはいえ、たいていどの大学でも同じようなことをする人が代々いますので、経験者に話を聞いたり大学の担当に話を聞いたりすることでたいていの疑問は解消されます。また、選考試験などの成績によって補助を受けることが出来たり、日本政府の補助を得ることや、行き先の国の補助を受ける(いわゆる国費留学)という方法もあります。これらはたいてい試験などがあって成績次第なので、希望する人はよく調べて頑張りましょう。

 

 

 

最後に、英語そのものが好きで勉強したい人にお勧め

Japan Times ST(旧Student Times)

 

週刊で家(またはスマホ)に届きます。英語学習者向けにニュースやコラムなどさまざまな内容がとても充実しており、語句などの説明もついているものも多く勉強に適しています。お薦めです。

 

 

 

 

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