「情報」科目について/誰でも自宅でタダで出来るプログラミング勉強
2021年10月26日
2025年度(現在の中3生)から、大学入試共通テストに「情報」が入ることが決まっています。
が、ここに来て何やら雲行きが怪しくなってきました。
国立大受験生に6教科8科目課す案、結論先送り 25年共通テスト
記事の趣旨としては、「25年の情報科目の扱いについて、浪人生と現役生のギャップをどう埋めるかはとりあえず先送りした」ということです。
これまでの共通テストの二転三転から考えても、情報科目自体がなくなる可能性から、大学によって採用されない、学部によっては必要とされる、などさまざまな選択肢が依然残されたままです。
なくなるのを期待して何もしないのがよくないというのは、1999年7の月で反省しましたので、知らん顔をせずそれなりの準備はしておきましょう。
ただし、よくある「プログラミング教室」で勉強しても、高校の情報科目はできるようになりません。小さい頃から英会話教室に通っても英語の点数が取れないのと同じです。どちらも「抵抗なくその科目を受け入れる」以上の価値はないと思ってください。まぁそれが大切と言えば大切ですが。
ちなみに、プログラミングの教育は、きちんとしたプログラミング言語を使ってコードを書くということを早くやってしまった方がよいと思っています。天才プログラマーとまでは言いませんが、やはり大学でプログラミングをやるような人は早くから自分でプログラムを書いて遊んでいますね。
そうでないなら(そこに興味がないなら)、普通に中学高校で勉強することを他の科目と同じようにやっていけば十分です。
もしプログラミングを自分でやってみたいという人には、今はいくらでも0円で勉強を始める環境があります。
・家でwordやexcelを使える
サイトで見ながら勉強・・・は実際やりにくいので、本を買った方が良いと思います。
こんな感じのポップな本で、1から書いてくれてるやつが良いですね。
・メモ帳で作って、ホームページのように表示する
→このサイトやこんな本を参考に作って見ましょう。テキストファイルを.htmlで保存するとブラウザで見ることができます。
どちらも、今すぐ家でプログラムを書くことが出来るのでお薦めです。好きな子はこれでハマりますね。
あと、ぜひ「○○なものを作って欲しいな」と、リクエストしてあげてください。
画面上に表示するストップウオッチとか簡単なゲームみたいなものは入門書によく載っているので、事前に本の内容をリサーチして子どもが作りやすそうな物を頼んでみると良いですね。
昨今のプログラミング教室もそうですが、いかに子どもの気を引くか・・・と考えていると、教材のレベルはどんどん低下していきます。「プログラミング教室」に行かれて、「え?こんなおもちゃみたいなの?」と驚かれた方も多いのではないでしょうか。
もちろん実際は違います。
それは、プログラミングが簡単になったのではなく子どもに合わせただけです。それで何とか子どもの気を引いてやっていただいたところで、中学生高校生となり、科目として評価されるようになって興味が持続するわけがありません。英会話と同じです。
そんなことより、それなりの子はさっさとホンモノに触れさせてしまいましょう。実際それで飽きたっていいんです。Excelの上で走る簡単なプログラムを書いてみるだけで、遊びプログラミング教室しかやっていない子より遥かにいろいろな知識や経験が身につきます。
来年の夏休みの自由研究?工作?にいかがでしょうか。