ゲーム・youtube対策
2022年03月19日
ゲームとyoutubeは、頭を悩ませる問題です。
ゲームは時間とお金を、youtubeは時間を、それはもう無限に奪っていきます。
結論から言いますと、時間の制限をかけた方がいいと思います。
1日何分とか、1週間に何時間とか。親塾でも少しお話ししましたが、「1週間に5時間、それを自分で考えてやりなさい」というのがなかなかうまい方法かなと思います。
ゲームにしろyoutubeにしろ、どれくらいの時間やったのかを確認する手段はあります。めんどくさがらずに確認してみましょう。
「ちゃんと調べなさい!」と子どもにはいいながら、「苦手なのよ、そういうの」といって逃げるお父さんお母さんのために笑
ニンテンドースイッチでゲームのプレイ時間を調べる方法3つ紹介・解説 | しそログ (sisolog.com)
視聴時間プロファイル – Android – YouTube ヘルプ (google.com)
ここで大切なのは、これで確認することをきちんと本人に話しておくことです。隠れてこそこそ見る必要はありません。パスをかけてロックしているなら、パスワードをきちんと確認してください。スマホもゲームもそうですが、きちんと管理出来るのは親だけです。お金を出しているスポンサーには確認する権利と義務がある。当然です。
それと、そのルールを守っている限りにおいては口を出さないこと。逆に守っていなかったら口を出すべきだし、何が何でもルールを守らせる。だって勉強しないでゲームだけはずるずると好き放題できるっておかしいですから。(この点は部活とかも同じですね)
塾生のみなさんに聞いた数字では、ゲームなどの時間は「平日1日30分、土日1時間ずつ」、または「1週間で4.5~5時間」あたりが標準的だと思います。
課金(ゲーム内でお金を払ってアイテムを買ったりすること)は、僕は反対です。
まずそもそも、switchに関してはオンラインにするだけでお金がかかっていることを分かっていますでしょうか?お金がかかることは知っていても、いくら払っているか知らない子も結構多いです。そもそもお金がかかってることすら気づいていない子も多いです。
料金プラン|Nintendo Switch Online|Nintendo Switch|任天堂
「小遣いの範囲内なら好きにすれば?」って言うのなら↑の料金も入れるべきだし、スマホゲームならスマホの料金も含めるべきです。そうすると、もう月の小遣いの大半をゲームやスマホに消費していますよね。そこら辺あいまいな方が多い印象です。
近年、「趣味にお金を投じることの何が悪い?」という論調が目立っていて、「推し」に多額のお金を突っ込む人なんかが紹介されてたりします。「まぁ好きなことやって、それが生きがいならいいんじゃないの?」とも思いますが、それとて、自分で稼いだ金であることが前提じゃないでしょうか。親からもらったお金をじゃんじゃんゲームに消費していくってのはやっぱり健全じゃない気がします。
そして、そう言うことがある意味「個人の自由」なまま大人になるじゃないですか。将来、自分で稼いだ金をゲームやらよく分からないアイドルにじゃんじゃん突っ込む大人になって欲しいですかね。僕はやっぱり節度を持ってもらいたい。その「節度」感は、親が教えないといけないと思います。
以下は単なる持論ですのでお暇な方だけどうぞ。
(菅田将暉の声で再生してください)
僕は常々思うんですが、物を買うのとゲームで課金するの、やっぱり違うと思うんです。
物を買うってのは、お金を出して物を手にします。それって、その物を使って何かをするって目的があるわけじゃないですか。そして一般に高ければ高いほど、長持ちします。耐久消費財なんていう言い方をしたりするんですけど。例えば車だったらお金を出して車を手に入れる。そしてその車を使って美術館に行ったり海に行ったり、何倍ものお金に換えられない体験が出来ます。お金で車を手に入れた瞬間から、時間の使い方が変わってくるけど、それってお金に換えられない価値を持っていたり出会いが待っていたりすると思うんですよね。
でも、ゲーム内の課金って、お金を使うことでさらにゲームの時間が増えるだけです。だってわざわざ課金してアイテムを手に入れたから満足して終わりってならないわけで、せっかくすごいアイテムを手に入れたからもっとやりこみたいって思うのが普通だと思うんですよね。だからお金でアイテムを買った瞬間から、また同じ時間が繰り返されて、自分の満足はゲーム内でしか得られないものになっちゃうと思うんです。
これって変じゃないですか?確かに共通点もあります。本人が満足するって言う。でもそれだけです。それ以外は全然違います。1時間働いて1000円もらうってことの価値が分からない子どもが、1000円をアイテムに使ってさらにまたゲームに没頭する。スパチャでぼんぼん投げ銭してしまう。お金ってそうやってかき集めることができるんだってことを分かっている大人が、いかにしてお金を吐き出させるかという仕組みを考えて、何も分からない子どもがお金をそこで消費していくってのはやっぱり健全じゃないと思うんですよね。
(菅田将暉の声終わり)
現代は、youtuberが自分の結婚式の動画を流して一瞬で何億も稼ぐ時代です。自分の日常を切り売りして金を稼ぐ。それを「夢がある」って言い方しますけど、本当にそうなんでしょうか。それが夢がある世界なんでしょうか。それって「宝くじは夢を買ってる」と同じで、でも宝くじは自分で働いて、自分のお金で、年末ジャンボとかなんとか、ここぞというときに使う物だったですよね。そういうものが日常にどんどん入り込んできているわけです。こんなの夢でも何でもない。youtuberは、よく言えばエンターテイナーですが、悪くいえば日常を切り売りして、時に人を騙して金を巻き上げる人です。どっちにしろ自分の子どもには勧めたくないですよ。