ディスカッション教室第2回開催します
2022年04月18日
5/15(日)16:00~17:30@那加桜丘校
近日、参加申込みを配布いたします。全学年、保護者さまのご参加もOKです。
発言の強制もありません。
第1回では、ジェンダーについて考えるため、素材として「制服のLGBT配慮」を扱いました。
その中で、「配慮をしようとするからあれこれややこしくなる。じゃあ逆に、全員完全統一すればいいのでは?」という意見が出ました。
とても面白い意見だと思います。
「制服変わります。LGBTに配慮します」「はいそうですか、大切ですね」で終わっていては出てこなかったでしょう。
多様化が大切なのは分かるけど、あれこれ選択肢を増やすのではなく逆に選択肢をなくしてしまって、みんな統一してしまえば悩む必要がなくなるという逆転の発想です。とても面白いですよね。
この発想に、「いや、それは間違っている。なぜなら」と説明できる人はそう多くはないのではないかと思います。
例えば、日本の大学入試はまさにこの発想で何十年も続けられてきました。すなわち、「点数しか問わないからこそ、多様な人材が集まっている」という神話です。
ただ、ご存知の通り大学入試はそこから大きく転換を迫られ、学生にさまざまな能力を問うようになってきました。(だからこそディスカッション教室を行うことにもなったわけですが)
話を戻しまして。
男子だろうが女子だろうがそうでなかろうが、全員制服を統一してしまうことに潜むジェンダー(と、権力構造:この場合の「権力」とは、いわゆる「権力者」や「政治家」みたいなこととは全然意味合いが異なります)への見方をここでグイッと掘り下げてみたいと思います。センター試験・共通テストではよくでるテーマだったりします。ちゃんと勉強につながりますよ(・_・)
今回の新たなキーワードは
・生産性
・権力
あたりです。
多分今回も掘るだけ掘って、解決もなにもないまま終わると思います。でも参加してくれるみなさんの脳みそがぐるんぐるん回ることを楽しみにしています。