大学では何を学んでいるか。
2022年05月24日
理系は比較的想像がつきやすいと思いますので、ここでは文系の紹介を。
まずは、難しい方から。
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これは、名古屋大学教育学部の博論です。大学院に行って修士課程→博士課程を終え、最後に博士号を取得するための論文を提出して認められれば晴れて「○○学博士」を名乗れる、そのための論文です。
いろいろな研究がなされていることがわかるとおもいます。というか、まぁ専門家じゃないと分からないことがほとんどです。(パソコンのかたは画面左の方にいろいろな学部が出ていますので開いてみるとよいとおもいます。)
博論はこのように公開されていますが(最近話題になっている、国会図書館の電子公開でもみられますよね)、学部の卒論はそれほどお目にかかる機会がないかもしれません。
というわけで、大学院に行く前の、普通の4年を過ごして卒業するときの卒論テーマです(東北大教育)↓
卒業研究 || 東北大学 大学院教育学研究科 教育学部 (tohoku.ac.jp)
一気に親しみやすくなった感じがしませんか?
内容も多岐にわたっており、「え?それ教育学部なの?」というテーマもあります。スポーツやらカルタやら、震災復興関連もあったりしますね。自分が好きなことを(無理矢理?)教育につなげてみました・・・みたいなのもあるのではと想像します。たいていどこの大学も最初の4年間の卒業論文はこんな感じで、ゆる~い内容?だとおもいます。ちなみに、通常は提出後に口頭試問があります(面接みたいな感じで内容についての質疑応答を受ける)。適当にやったらすぐバレますね。どっちにしろ。
とはいえ大学の先生、懐(ふところ)広いですから、「キミ、就職決まってるんだっけ?じゃあいいよ、OK」とかあったりなかったり。理系の卒論は大変そうですが、、、
大学の4年間は「学部生」とか言われますが、「学ぶ」感じです。大学院に行くと「研究する」「発表する」色彩が強くなりますね。これは理系も文系も同じで、いよいよ本格的に研究するとなると普通は大学院でしょうかね。
文系では大学院に行く人はあまりいません。就職できなくなりますので、よくよく考えて就職か進学の選択をしましょう。