名大以上を狙える人がどんな生活をしているか
2022年11月21日
意外に知らない人が多いようなので書いておきます。
・常に単語帳や速単、用語集の類いを持ち歩いている。数分の隙間があれば速単1つ読める。
・トイレの中でも単語はできるし、防水スマホで撮れば風呂でも出来る。防水じゃなければジップロックに入れて。
・授業の合間の10分休みも手には単語帳などを持っている。結局友達としゃべって終わりだったとしても、単語1つでも2つでも見る。
・意味のない授業は理系科目を解く時間にする。先生がしゃべっていると意外に暗記ははかどらない。「意味のない授業」の定義はそれぞれに任せます。
・電車やバスの中ではもちろん単語や速単、用語集を見続ける。(うっかり寝過ごしてしまうこともありますが、戻ってくるときにまた寝過ごして・・・で3往復とか、気づいたら鵜沼だった・・・みたいな報告多数ですがそんなもんです)
これで1~2時間、毎日の勉強時間を増やせます。
そして
・トータルで1日の勉強時間を5時間、土日で10時間確保
です。
冗談のように見えるかもしれませんが、岐高生はこれ当たり前なんです。遊ぶときは遊ぶし部活やってる子もいるんだけど、それ以外の時間の全て、全てです。全てを勉強に充てます。
岐阜高校に入るだけで化け物クラスだと思っている人も多いかもしれませんが、その岐高生でもせいぜい上位半数程度しか旧帝大クラスには受かりません。こんな努力を本気で積み上げられなければ、岐高生でも名大には行けないんです。それくらい名大に受かるというのは大変な事なのです。
よく「名古屋大学に行きたい」という声を聞きますが、ほとんどが学力以前に勉強時間で脱落していきます。
北高、加納、関高、私立高もそうですが、それぞれの学校でやってくれていることは非常に理にかなっていて、先生方の毎年の苦労がすごくよく分かります。テキストを変えたり指導スピードを変えたり、色々試行錯誤してくださっています。無駄にしているのは生徒諸君、君たちです。
名大に行きたいなら、少なくとも国公立に行きたいなら、つべこべ言う前に、全てを勉強に注いでください。上に書いたレベルで勉強を続ければ、開智塾に来てくれている生徒のみなさんは誰でも名大に行けます。開智塾は高校名で入塾を決めているので具体的な高校名は書きませんが、とにかく来てくれている子は全て該当します。
そういえば実際、各務原西高から一橋に現役合格した子もいましたね。彼は特別・・・といえばそうかもしれません。でも高校入試の時点では400点程度だったそうです。中学校が荒れてて、一緒になって反抗してたら内申が悪くて・・・なんて言ってましたが、話の核心はようするに「高校に入るときに400点だった子でも3年で一橋」ってところです。
もちろん一橋までとなると彼本来の才能もあったかもしれませんが、とにかくめちゃくちゃ勉強してました。ちゃんと趣味もありましたよ?彼は深夜ラジオが好きでオールナイトニッポンとかよく聞いていたそうです(リトルトゥースです笑)。ANN聞いちゃうくらいの時間まで勉強を頑張っていたということです。
話がそれましたが、一橋はともかく少なくとも名大のランクであれば努力次第です。これにはちゃんと根拠があります。名大しかり東北大しかり九大しかり、このランクの大学は努力で出来る範囲の問題しか出ません。試験当日に特殊なひらめきを要するような問題はまず出ないんです。きちんと努力し続けた人が受かるように問題が出来ています。それはほんとうに、緻密にしっかり作ってあります。ちゃんと勉強してちゃんと対策すれば合格できるんです。
だから大切なことは、まず自分から土俵を下りないこと。1日5時間の勉強をやり続ける事から逃げるのは、自分から土俵を下りているということです。そこでもうレースから脱落しています。最後の最後まで土俵に残りましょう。そこで初めて倍率「3倍」のなかで戦えるのです。(名大だとだいたい3倍前後)もしこれを読んでいるのが高2生以下なら、誰でも今から入試までこれをやり続けたら名大を狙えます。
・・・ただし「僕が思う最強の勉強法」をやっててはダメです。ただひたすら得意科目だけやっているとか、覚えなきゃいけないものから逃げているようでは時間の無駄です。徹底的に出来ない物を出来るようにする。覚える物はさっさと覚える。分からない問題はさっさと分かる人に聞く。「何となく分かった」で誤魔化さない。ちなみにyoutube動画を見て分かるのも全然OKですが、その後必ず自分の手を動かすこと。見て分かることと自分で書けることは別物ですよ。