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高校に入ってからの差、あるいは最近入れた本など

 

塾に置いている本をボチボチ増やしているのですが(全てをここで紹介しているわけではないのですが)今回はこれを。

 

 

数学は、青チャートレベルくらいの問題をさらに凝縮していいところだけをまとめた本、といったところでしょうか。過去に東大・京大・東京医科歯科大・東工大・名大などの子がやっていました。

 

 

現高校2年生以下用過程の版がでましたので、置いておきます。がんばってやりましょう!

 

 

そして、もう一つ。

 

 

岩波ジュニア新書から、「国連で働く」です。国際公務員として国連で働く10人の日本人からのメッセージです。最初の10ページだけでもいいので是非読んでください。国連が何をしているところかが簡潔に分かりますので、まず中3の公民分野の勉強で役に立ちます。

 

 

そして、もう一つ、みなさんが目指しているような大学からも(簡単ではないですが)入れる組織で、決して夢物語ではない、手の届く仕事だということが分かります。

 

 

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話の角度がちょっと変わりますが、こういう本を置いていく理由を書いておきます。

 

 

 

それは、簡潔に言ってしまえば「よく読書をする子とそうでない子の差」につながるからです。

 

 

↓の図を見てください。

 

 

赤線が中学校での点数、黒線が持っている知識量を表します。

図の上の子は高校でも難なくやっていける子、下は高校に入って苦労する子です。

 

中学校では10~20点の差でも、持っている知識量が全然違うと言うのは塾をやっているとよく目にするところです。

 

 

中学では問われることの範囲がせまく、所詮500点満点での戦いでしかないのですが、高校に入るともっと広いたくさんの知識が要求されます。

 

 

この差はどこから来るのか?そう、多くは読書によります。

 

 

 

読書と言っても、小学校では「本に触れること」自体が読書であり、「読書=小説を読む」だったりするのですが、残念ながらそれではこれだけの差は開きません、

 

 

 

国語の問題でいうところの「説明文」をどれだけたくさん読んで知識を蓄えたかが高校での勉強では大きな差となってでてきます。

 

 

 

説明文を読むというのは、子どもにとっては決して楽しいことではありません。でも、とても幅広く大切な事を教えてくれるのもまた説明文です。

 

 

 

もし小学生の問題集があれば、ぜひ説明文のところを手に取って読んでみてください。大人が読んでも「ほぉ」と思うような、身近なことや世界のこと、科学や芸術、あるいは哲学について語ってくれています。

 

 

 

こうした文章はどこから来るのかというと、冒頭で紹介した「新書」だったりします。片手で持てるくらいのちょっと縦長の本ですね。本屋さんに行くと実はずらっと新書が並んでいるコーナーがあります。各務原イオンの本屋さんは実は新書がたくさん合ったりします。

 

 

 

「国連で働く」は新書のなかでも有名な「岩波新書」のうち、子ども向けの「岩波ジュニア新書」のシリーズの一冊です。

 

 

 

こうなってくると読書は決して「趣味」ではありませんね。国語の、そしてその他いろいろな分野の「勉強」です。自習室で1日30分、いや15分でもいいので新書を読む時間をとってください。ぜひ。

 

 

アマゾンなら「新書」「岩波新書」「ジュニア新書」「ブルーバックス」とかのあたりで検索すると出版社の新書がズラッと出てきます。最初は興味を持ったところからで構いません。でも次からはぜひアマゾンではなく本屋さんで選んでください。アマゾンは自分に興味のありそうな物しか勧めてきません。全然違う角度、違う領域にもぜひ触れて欲しいと思います。

 

 

近隣で新書が多いのは各務原イオン・・・でもいいのですが品揃えがやや古いので、イオンの近くのカルコスがお薦めです。新書はやはり新しいものの方が世情に合っていて良い気がします。特にコロナ前後、ウクライナ前後では世界が一変しています。今後の世界ですとイスラエル・パレスチナ以後、中国の経済低迷後は世界を変えるキーワードですので、本を後ろからめくって初版の年月日を見ていただくとよいと思います。

 

 

もちろん、古い物でもずっと読み継がれている有名な物もあります。教科書ででてきた人の名前なら外れはないです。(たとえば外山滋比古とかですね)

 

 

 

というわけで、結論。「勉強として新書を読め」でした。

 

 

 

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