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医学部に進学するということ

大学別医師国家試験合格率

 

 

このランキングおよび数字からいくつかのことが分かります。よく知られたことですが、もし医学部を目指すのであれば知っておいて損はないことなのでぜひ一度考えて見てください。

 

 

 

・上位に超高偏差値大学が並んでいるわけではない件。

 

ランキング上位を見ると、例えば東大医学部とか、旧帝大医学部とかの変態的高偏差値大学がありませんね。国立大学は、国家試験対策をそれほどやらない(学生の自主勉強に任せている)ので、超上位大学でも結構落ちる子が出てきてしまいます。

 

また、私立大学では、そもそも国家試験に受からないような不勉強学生は進級できません。つまり、ある程度受かると見込まれた学生しか6年生まで進級できず、国家試験を受けることが出来ないのです。私立大学からすれば、「国試合格率」が大学選びの一つの指標になりますから、落ちる学生は最初から受けさせないわけです。(6年生になるまえに留年させる)

 

 

・ということは、医学部に進学しても安泰ではない件。

 

国試合格率は高くても90%台。100%ではないんですね。例えば「1回落ちて翌年受かりました」、これならいいです。まだ。しかし実際には、ドロップアウトしてしまう子も少なからずいます。悲劇ですよね。受験勉強で燃え尽きてしまって大学で勉強しない・・・そんな感じか、はたまた医学部の勉強が難しい・大変すぎてついていけない。そんなところでしょう。

 

ややオーバーですが、こんな記事もあります。

 

合格率を上げるために成績下位を留年に… 医師国家試験合格率「本当」の読み解きかた

 

 

そんなわけで、医学部に入ったら決して安泰というわけではありません。国立大でも、大学によっては10人に1人は落ちているわけですから、それはそれは恐ろしい話です。親も泣くに泣けないですよね。

 

 

 

さらに、医師になったとしても、医療情報はとにかくアップデートが早い。とにかく勉強し続けなければいけません。特に昨今は患者さんの方もいろいろな知恵をつけているため、何かあればすぐ掲示板に悪口を書かれてしまいます。そんなものがどの程度効果があるかとも思いますが、クレーマーは二言目には「ネットに書いてやる」と言います。そんな時代です。

 

 

 

つまり、本人が医師という仕事に情熱を持って、信念があって、常に勉強し続ける力を持っていないと、医師として生涯はたらき続けることはとてつもない苦痛になってしまうということです。そこは、よくよく考える必要があります。

 

 

 

塾で仕事をしていると、「お医者さんになりたい」と言う話はよく聞きます。しかし果たして、その何割が本人の心からの願いなのでしょう?と心配になるケースにもであいます。人の命に直結する仕事だけに、一生勉強し続ける事ができるかどうかはよく考えた方がいいかな、と思います。