グレタさんの話
2019年09月27日
今、世界で一番有名な子、グレタさんの国連でのスピーチを拾ってきて配布しています。
(ちょっと配布が雑なので行き渡ってなかったらごめんなさいなんですが・・・誰に配ったか配ってなかったか・・・)
スピーチだけではなく、いくつかの通信社の記事も引用しています。あまりややこしくしないようにはしてありますが。
別に環境問題に取り組んで欲しいわけではなく、そこは塾としての意味がちゃんとあります。
1.英語の勉強。まぁこれは当然ですね。訳もつけてあります。中3生くらいだったら結構読めると思います。
2.グレタさんの「スピーチ」だけではなく、そこに至るいきさつ、批判的な言説も同時に配布しています。「良いこと言うね、すばらしいね」だけで終わらず、世論としてどういった意見が出ているのか確認することが大切だよ、と。今はそういった情報収集は簡単にできますよね。
3.そして、自分は賛成なのか反対なのか。また、それはなぜなのか、キチンと自分の頭で考える事。出来れば文章に起こすこと。
4.全然違う立場に立って考えて見ること。熱帯雨林の伐採がよくないって言うのは簡単ですが、逆の立場から見ると「おまえらのせいでCO2が増えたのに、なんでおれらが経済成長を止めてまで熱帯雨林を守らなきゃならんのよ!」って意見もあるわけですよね。自称先進国の論理だけで話していては、レヴィ=ストロース先生に怒られてしまいます。
そういったことを話ながら配布しました。
別に善意とか道徳ではなく(それは学校や親の仕事)、塾として、来たるべき大学入試の変革に向けて必要なことに取り組んでいきたいと思います。その手始めと言ったところでしょうか。
「自分で考える、意見を述べる」というのは簡単ですが、どんな手順でどう考え、どうまとめてどう発表していくか。これは教育が必要な事柄です。日本人は、それをやってきていないのでやり方を知らないだけで、そのツケを次世代に回すわけにはいきません。
しっかり教えていきます。
センター現代文の試聴、開始しました。
校舎に申込みや試聴用のリンクがありますのでご利用ください。来週金曜がとりあえずの申込期限です。