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デキル子たちのプリント

2021年最後の投稿です。最後の最後まで勉強の話です。

 

 

 

 

超級プリントは、課題を渡す→提出→再配布&授業→直して再提出→返却、と言う流れなのですが、すごく良いプリントにはキラキラシールを貼っています。

 

 

すごく良いとは、

・字がきれい

・見やすい

・(解答など)よく出来ている

・図表が丁寧

の諸条件がそろった物を言います。

 

 

 

今月は、那加桜丘校では何人かキラキラシール賞がいましたが、関校では一人だけでした。「どういうのがいいの?」と言う声も当然上がっていましたので、ここですごく良いプリントを載せておきます。ほぼみんな450点以上です。なお本人の許可は一切取っていません笑

 

 

 

 

 

 

 

 

画像もやや大きめにしてあるので、どんな感じなのか分かってもらえるのではないでしょうか。

 

 

 

超級で気をつけたいことを書いておきます。

 

 

超級はそもそも、頭をぐわんぐわん使って悩んで取り組んでほしいものです。学校レベルの課題は「消化試合」になりがちです。せっかく頭のいい子たちなので「悩んで格闘する」という経験をして欲しいと思っています。

 

 

とはいえ、さっぱり分からない問題も多数あります。そうすると普段質問に来ないような子が来てくれたりします。「おぉ、キミのレベルでも難しいかー( *’∀’)bナイス」って感じです。

 

 

 

で、期限も切っているのですが、よく出来る子たちはまず字が1つ1つ丁寧です。つまり期限直前に慌ててやるのではなく、時間に余裕を持って取り組んでいる証です。

 

 

 

そして、見た目にきれいです。「字が下手だから仕方がない」と言うレベルの話ではありません。写真を見ての通り、文字を細かく見ればとりわけ美しい文字を書いているわけではありませんよね。でも、こうして「引き」の写真で見ると、全体としてとても見やすく美しいわけです。

 

 

これはとても大切な事で、点数が取れている子たちは文字を書く前、計算する前に解答への道筋や全体像を考えて取りかかります。おおよそどれくらいの計算が必要か、どれくらいの字幅で収まるのか予測して書いているわけです。恐らく習慣化しています。そうすると、問題で図と計算がキュッとまとまって見やすくわかり易い、美しいプリントができあがります。

 

 

 

さらに、問題のレベルの高さの割に計算量が少ないです。正確に言えば、紙に書いた手計算の量が少ないです。

 

 

計算ミスをする子の特徴として、「丁寧にやろうとするあまりに、書く量が多すぎる」というのがあります。小中学校を通して「計算ミスをなくすためには丁寧に書いて計算しなさい」と言う指導を受けてきているので仕方ないのですが、人間は作業を増やせば増やすほどミスが出る生き物です。ですから、数学の点数で言えば80点を超えてくるような子は暗算で出来るところは暗算でやって不要な記述はどんどん削っていくべきです。そうして書く量を減らしていく。一方で自分が間違いやすいポイントは人それぞれにありますから、(例えばカッコを外すときによく間違えるんだよな~とか)そういうポイントに絞ってしっかり書いて丁寧にやるわけです。もちろん証明問題のように書かなければいけないところはきちんと書くのは当たり前ですよ。

 

 

 

写真の子たちは、不要な計算の記述が少なく、自分にとって必要なところ、解答として絶対的に要求されるポイントについてはしっかり書いています。

 

 

 

ぜひ今後の参考にしてみてください。

 

 

 

本年も大変お世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

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