中学校の部活について
2021年02月25日
新中学1年生のみなさんの1番の関心事はひょっとすると部活かもしれませんね。
昔と違って、中学校の部活は義務じゃない所がほとんどです。やらないならやらないでも済みます。
とはいえ、何もやっていないと時間が余りすぎますので、ダラダラ過ごすくらいなら部活をやった方がいいのは今でも変わりないかもしれません。
しかしやっかいなのは、部活によっては「闇部活」とも言うべき別の活動実態があることです。
一般には「クラブ」などという別名で呼ばれているようですが、「学校管理の部活時間」とは違う「親管理の(実質)部活」です。これの実態が見えにくい。
学校の部活動の時間は週何回以内とか土日の片方は休めとか決められているので一見「大変じゃない」ように見えます。
ところが、これに不満な方がいらっしゃるようで、いくつかの部活は「部活動の時間にはカウントされない、(建前上)生徒・保護者が自主的に活動する時間=クラブ」という時間を持っていたりします。
このクラブ、あくまで「自由参加」です。なら自分の都合で行きたいときだけ行けばいいじゃないと思いますよね。でも、ちょっと考えると・・・そんな自由はないことが分かると思います。クラブに参加しないのは自由だけど、参加しない人は試合に出られないというなど暗黙のルールが存在したりするのはもうお約束でしょう。
しかも、このクラブはあくまで「生徒が、親が、自主的に」やっているので、学校の先生は無関係。全て親が交代で出なければなりません。体育館の使用や送り迎え、その他準備などなど、親がやるわけです。よーく考えないと、ちょっと難しいですよね。
聞いた話で一番悲惨なのは、「お宅のお子さん塾行くからクラブ来れないんですよね?その分、親が来てやってください」「他の子の送迎もやってください」「遠征の送迎お願いします、普段休んでるからそれくらいお願いしますね(お宅のお子さんは試合には出れないけどね)」ってやつです。あと、休む代わりにお金出してくださいとか。自治会方式ですね。怖いですよねー。
中学校の部活を考える時は、「好きで続けてきたから」程度の軽いノリで選ぶと大変な事になりますから、よく情報を集めて慎重に考えてください。実質週7の部活、結構ありますよ。