字はきれいに書きましょう
2023年04月02日
字が汚い子がいます。
まぁこう言っちゃなんですが、男子に多いのは確かです。
女子だからきれいとか、男子だから汚くても仕方がないと思っている子がいまだに多くて驚きます。書道と音楽は女子が得意って昭和何年の価値観やねん。
汚い子でも「読める!」「本番はちゃんと書く!!」と思ってたりしますので、入試本番だけではなく普段から気をつけておくべき合理的な理由を書いておきます。
そもそも入試本番だけ普段と違うってのは、危険です。当日だけ違うシャープペン使うとか違うコンパスを用意するとか、まぁ危険ですよね。
字の場合は特に、本番気をつけているつもりでもどうしても普段のクセは出ます。そして何より、本番だけ丁寧に書こうとすると恐らく普段より時間がかかります。すると、思ってた時間配分と異なってきますよね。ゆっくり丁寧に書くと普段より書く時間が20%くらい余分にかかります(当社比)。50分の試験時間だと大きく影響でますよね。
普段から丁寧にやっていればもっと早くきれいな字が書けるでしょう。そうでなくとも、実際本番はどれくらい時間がかかるのかとか、事前に本番と同じ条件でシミュレーションできます。本番だけちゃんとやろうと言う甘い幻想は捨てることです。
そして根本的に、字が汚い子は計算ミスが多くなります。ゆっくり丁寧に書きつつ、その分計算の工夫で計算量そのものを減らしましょう。人間はミスをする生きものです。計算に限らず動作が多ければ多いほどミスがたくさん発生します。数学や理科は、最初のたった一つのミスが命取り、そのあと(4)まで全滅・・・ってことになりかねません。ミスは根性や努力ではなく丁寧と工夫と省力化で乗り切りましょう。
あと理系でたまにいるんですが、「頭の回転が速くて字が追いつかない」なんて思って悦に入っている子がいますが、これは間違いです。頭の回転が速くて字がきれいな子はいくらでもいます。本当に頭の回転が速いと思うなら、
計算
↓
書く
↓
プレゼン資料出来上がり
という動作を一発で出来るように次の段階を目指してください。仕事が出来る人ってのはここら辺の基礎動作がうまいですよね。AIがやるから!パソコンの時代だから!って言う子には「字がきれいで書いてそのままプレゼン資料に使えてAIも使いこなせるやつになれ!」と言っておきます。
あと何回も間違った字とか見せられるとだんだんなにが正解がわからなくなったりする(誤謬学習)ことがあるので勘弁してください😭