家で泣いたり暴れたりする
2019年08月24日
衝撃的なタイトルですが。
成績上位の子には、実は良くある話です。
問題が解けなくてむかついて問題集をぶん投げる・・・
親に当たり散らす・・・
何かのきっかけで感情が高ぶって泣き出したりする・・・
親から見ると、すごく精神的に不安定になった子どもが心配になります。
でも、まずいったん落ち着いて。親の焦りや不安は、子どもにさらに増幅して伝わります。まずは「それくらい若いときのアルアルだわな」くらいのどっしりした様子を見せてやってください。(内心はともかく)
小学生~高校生くらいって、精神的に不安定(というか、気分が良かったり悪かったり)なんてのは、そもそも当たり前によくある話です。平成初期だったらサラダ記念日読んで涙ぐんだりするもんなんです。
実際、ご面談なんかでお話をさせていただくと、すごく良く出てきます。この手のお話は。
で、生徒に聞いたりすると、
「そうそう!めっちゃむかついて教科書ぶん投げて、あとで結局自分で拾いに行くの、超むなしー笑」
とか、
「実は・・・壁に穴が開いてバレたらヤバイ・・・怒りとか超冷める」とか。笑
ほとんどのパターンは、こんなもんです。たいていほっとけば大丈夫。矛先が親に向いてきた場合は、ガチバトルしてやってください。外でいい子にしてなきゃいけないんで、家の中で暴れたいんだな、くらいで。「いや~、そろそろ体力的にキツいんですが・・・」ってのも分かりますが、そこは多少、ダイエットくらいのつもりで笑 短ければ半年、長くても1年くらいで終わります。経験上。
ただ、ごく稀に、ほっとけないパターンもあります。
過去には、学年1番をずっと保ってる子、実は手首が傷だらけ・・・なんてこともありました。場合によっては手首じゃない、目立たない部分だったりする事もあり、なかなか周りが気づけないこともあります。
そういうのは、「うちの子にもありうるかも・・・」と思って見てあげる大人の目が必要です。
(ね、そう考えると、あからさまに泣いたりわめいたり・・・って方がまだ遥かにマシでしょ。)
リストカットとか、そういう深刻なケースの原因は、色々あります。親が追い詰めている場合もあれば、勝手に自分に呪縛をかけている場合、友達との関係、部活、担任、塾などなど。そこまで来ている場合は、まず何が原因になっているかを丁寧に読み解いて、聞いてあげて、も大事ですし、心療内科にすぐかかりましょう。病気かどうか、心を病んでいるかどうか以前に、子どもからしたら、親でも先生でもない、全く利害関係のない第三者が話を聞いてくれるだけで助かるパターンがたくさんあります。
話を元に戻して、まとめです。家で泣いたりわめいたり、の場合ですが、そんなわけで結構よくありますし、一時的です(と言うにはちょっと長くかかりますが・・・)。まずはそんなに慌てないで、オロオロしないで。親はどーんと構えてください。で、ぶつかってやってください。有り余る力や情熱を発散させてあげてください。でも、受け止めきったり、説得したりする必要はありません。あくまで「こう言う時期だから相手してやるか!」くらいでOKです。また、ご連絡頂ければ塾ではうまく分量調整なりします。いつも言っていますが追い詰めるのが目的じゃないので。