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忘れた頃に、この話!

誉めてあげてくださいね!

 

 

と言う話です。

 

 

面談などでもこの話になるとたくさんの方から「耳が痛いです・・・」とご返事いただきます。もちろん言っている僕も同じです。こうしてテストごと、通知表ごとに思い出さないと、ついつい怒るばっかになっちゃいます。

 

 

今回はもっともっと合理的に考えてみます。なぜ今誉めるのか。

 

 

 

確かに人は、誉められた方が気分がいい。でも、もう皆さん気づいているはずです。誉めてばかりでは人は動きません。誉められるのが当たり前になるからです。

 

 

 

だからこそ誉めることが最大の効果を発揮し、怒ることも最大の効果を発揮するように戦略的になりたいです。

 

 

 

で、合理的に考えると、誉めるにはタイミングがあることが分かります。

 

 

 

ところが、勘の鋭い方はもうお気づきになったと思います。

 

 

 

「う、うちの子・・・誉めるタイミングがない!!」

 

 

 

まじで!!うすうす気づいてたけど、まじでない!!

 

 

 

そりゃあね、ないんですよ、普段は誉めることなんてない。多分夫婦でも上司部下でも同じです。毎日誉めるとかってイタリア人じゃないからなかなか難しい。夫も妻も昨日とそう変わらん。

 

 

 

だから記念日があるわけです。誉め上手な人は、そういう日を逃しません。ですよね。

 

 

 

普段すっかり忘れている「誉める」を意識して行う日です。例えば結婚記念日。何とか理由を探して、まずは誉める誉める。理由は何でもいいんです。夫婦なら服についたご飯粒まで誉めます。さすがは私の妻だと。服についた米粒までかわいいわと。そんな感じで気分を良くして1日を過ごしていただく方が何かとうまく行きます。そんなもんでしょう(違うか)

 

 

 

本来小中学生の通知表もそういう日だったはずです。なぜか怒られる日になっちゃってますが。何とか理由を探して誉める、もう年に数回しかこんな機会ありません。これを逃したら、もういつ誉める日が来るやら分かりません!同じ小言を言うなら、誉めてから言った方が効果が高い。普段できないテクニックが使えるレア日です。

 

 

 

テストのあともそうです。健康診断のあとみたいなもんです。診断結果をみて、「よしよし、ここは大丈夫、でもγーなんちゃらの値が良くないからこれから改善しよう。食事の内容も考えてみるね。ビールはこれから半分だから一緒に頑張ろう!」(あくまで理想的会話)みたいなことじゃないですか。全然誉めてないですけど、なんか聞かざるを得ないパワーだけはありますよね。目の前に数字も出てることですし。

 

 

 

怒るのも誉めるのも、目的は成績を伸ばすことです。テストや通知表のあとは、まず「誉め」から入った方がいいんです。「ちゃんとみてるよ、いいところ(頑張ったかどうかは知らんけど!)」からスタートして、「あ、ということは、あとは理科頑張れるとメタボ解消じゃん!」って持っていた方がダイエットがはかどる気がしますよね!?

 

 

 

・・・わけ分かんなくなってきました。

 

 

 

つまり、今は「誉め→やらせる」への連続技を使える希少なタイミングなので、是非使ってみましょう。怒るだけならいつでもできます。これだけ意識していても、本当にこの流れでいけるのは年に1回くらいでしょう。たまには使ってみるのも手ですよ、と言う話でした。