英検とか漢検とか
2020年11月24日
小学生の英語クラスでは、一つの目標として英検の合格を目指しています。
小学校で英語の授業の正式導入が決まっているのですが、当然のごとく中学校のようなシビアな評価体系ではありません。まぁ、楽しくやってるね!頑張ってるね!くらいの評価です。
ですから、英検に合格するように頑張るのは小学生としていい目標だと思います。1月に塾内で実施されますので、頑張りましょう!
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それはそれとして。
以前も書いたような気がしますが、「さて、受験では?」となると、英検は意味はありません。高校入試で有利になることもありませんし、大学入試でも「加点要素」になるのはせいぜい準一級以上くらいです。最低限、準二級くらいはお願いします、という大学はあります。センター試験英語でいえば100点くらいでしょうか。難しくないです。
「え!?入試で有利になるって聞いたよ!」という方も多いですが、そう言っているのは英検協会だけで、入試の基準にはそんなこと書かれていません。費用負担がある対外資格で差をつけるわけにはいかないということだと思います。高校入試くらいだとその辺の平等(というか機会均等)は計られています。平たく言えば貧乏な子が不利になる制度はアカン、ということです。そりゃそうですよね。
「でも、英検に向けて勉強するのは悪いことじゃないよね」というのもそのとおりなのですが、ちょっと困ったことに中学のカリキュラムとあまり合わないんです。というのも、例えば英検4級は中2相当といわれているのですが、その実力がなくても受かります。というのも4級合格基準が7割くらい、最悪中2の内容は間違えても受かってしまう。これはアカン。
というわけで、小学生が目標を立てて勉強するにはちょうどよくて、中学生が目標にするにはちょっと…となってしまうわけです。
という、英検事情でした。